杉江先生は大声で怒鳴り散らしてます。汗


みんなはまさに、あいた口が塞がらないって感じ。。




その男の子もついにキレて帰る準備を始めました。


玄関へ行き、靴を履き替え始めた彼を引き止めにいく杉江先生。



「・・・すまん、俺が悪かった」





・・・・ってオイッ!Σ(~∀~||;)




その後は気まずい雰囲気の中で授業が再開され・・・


シーンとした状況の中でなんとか授業は終わりました。





先生は岡崎先生に交代~。みんな口々にさっきの授業のことを先生に言います。



中には「訴えたほうがいいんちゃう?」なんて過激な意見もちらほら・・・。




岡崎先生は困った表情で



「確かにさっきの怒鳴り声は半端無かったな。隣まで聞こえてきたよ。

でも・・・やっぱり授業中に他のことされたら先生だって腹立つよ。」



それでもなかなか納得できないみんな。


その日はそのまま終わって、みんな帰っていったけど、その翌日から反杉江運動が始まりました。汗



学校でもやんちゃな男の子たちはその話をおもしろおかしく言って聞かせ、あんな先生は辞めるべきだ!なんて言ったりなんかして。。

家でも言いふらしはじめて、中には塾を辞める子も出てきました。




最終的に、やんちゃな男の子たちは全滅でしたね。みんな辞めちゃいました。



ただ、テキストを投げつけられた男の子は「これで辞めたら負けな気がする」と言って高校まで続け、

今は日本最高峰の大学に通っております。笑




話は戻りますが…そんなこんなで結局残った生徒は、以前のほぼ半数・・・

女の子も数人やめちゃったし、男の子3人女の子4人というありえない少人数での再出発になりました。




ただ・・・今から考えるとこうやって少人数になったことで、岡崎先生との距離は急速に縮まることになったのです。






すっかり塾にも慣れたある日。



大事件は起こりました。。





私たちの中では恐怖にも値する…杉江先生が、とうとう大爆発したのですヽ(;´Д`)ノ



いや、今までも軽度の爆発は何度もあったんですよ?


例えるならそうだなあ…



今まで余震を繰り返していた教室が、ついに阪神淡路大震災級の大地震に見舞われた、そんな感じ…(((゜д゜;)))ブルブル




杉江先生はいい先生なんです。

面白いし、教え方も分かりやすい。


ただ、私のクラスとの相性は最悪だったみたいです。



彼から聞いた後日談では、杉江先生も杉江先生なりに、かなり悩んでいらっしゃったみたいです。


反応が悪い、授業に付いて来てくれない…先生と生徒にも相性ってあるみたい。


反杉江感情の生まれた我がクラスでは、先生が言う冗談も半ボイコット、先生のいないところでは悪口、

その中心人物にいたのが中学校のなかでもかなりやんちゃな部類の男の子たちでした。(ちなみに今はヤンキーみたいになってます…笑)


その子達は勉強も得意な方では無かったので、杉江先生にピンポイント攻撃されることが多かったんですね。


攻撃を受ける→分からない→ひたすら攻撃される→嫌いになる→半杉江感情で余計勉強しない→成績上がらない→再び攻撃を受ける


こんな悪循環が成り立っていたわけです。


そんな男の子たちと、それから勉強が得意ではなくて攻撃をよく受けていた子で、大体クラスの半分の人数を占めていたと思います。




話を戻しましょう。とにかく、ある日の授業中に大事件が起きたのです。

 



それは杉江先生の数学の時間に、ある男の子がきっかけで起きた事件です。



私たちは先生の講義を聞き、練習問題をして、出来たらみんなで答え合わせ、という流れで授業を受けていました。



杉江先生のギャグがその日も空回りする中…先生の講義は終わってみんなで練習問題に取り組んでいたときのことです。


その男の子は早々と練習問題を終えたので、検定用の勉強をしていました。


先生がそれを見つけ…



大 激 怒 (((゜д゜;)))ブルブル



その子は練習問題が終わって、時間が余ったからやっていたのだと弁解しましたが。



先生はあろうことかその子のテキストを取り上げ、壁に向かって…



投 げ つ け た ! ! !




グシャっという音を立てて壁にぶつかり、

床に落ちたテキスト。


表紙なんかもぐちゃぐちゃです。汗



シーンと静まりきった教室。





固唾を飲んで見守る私たち。




ああ、どうなるんでしょうか。



先生の第一印象は、「話しやすそうな人だな」ってくらいでした。


かっこいいかと言われると、顔は整ってるけどハッとするほど自分の好みってわけでもないし、


年齢だって30代くらいだから、全く恋愛対象外!


もちろんそれ以前に緊張してたから、観察してる余裕なんて無かったけどね(^▽^;)



だけど、感じのよさそうな人だな、って思って少し安心したのを覚えています。




*



教室に入ると、学校でよく見かける顔ぶれ。


「あっ!美樹じゃん!」

「美樹~、塾入るの!?」


塾では学校ごとにクラスが分かれていたので、教室に入りさえすれば、私の緊張はすっかりほぐれていました。




最初の授業は社会。


担当は…岡崎先生です。


彼は文型担当だったので、国英社を教えてもらっていました。


ただ、夏期講習の間はバイトの先生が沢山働いていたので、このとき彼に教えてもらっていたのは社会だけでした。



授業は、淡々と進んでいくんだけど、その中で先生が豆知識を付け加えたり、みんなが疲れてきたら授業には関係ない話でみんなを笑わせたり、すごく和み系の授業でした(●´ω`●)ゞ笑



岡崎先生は生徒からすごく慕われていました。



授業中も、休憩時間も、みんなが「岡崎せんせー」とか「健ちゃーん」って呼んでる、そんな感じでした。

そのせいもあってか、私はすぐに彼の名前を覚えたのです。


今から思えば、もう一人の理系担当の杉江先生がすごく厳しい人だったので、みんな岡崎先生に話していたのかもしれません。笑



杉江先生は理系の先生で、教室長でした。

授業は面白いけど心臓に悪い、まさにそんな感じ。


説明は分かりやすいし面白いけど、一度教えてもらったところを間違えれば怒鳴られる、

間違えた人ばかりピンポイントで攻撃する、といった具合です。


クラスには当然成績の良い子も悪い子もいます。


成績の悪い子は、授業中ひたすら当てられていました。

授業中に終わらなければ居残りもありました。



杉江先生の授業でプレッシャーが大きかった分、みんな岡崎先生の授業で癒されてるって感じでした。笑




そんな感じで夏期講習も終わり、とりあえず私は2学期から入塾することに決めました。




当時の私はというと、恋愛には興味はあったけど別に好きな人も出来ず(いたときもあったけど、あれは今から思えばまさに「恋に恋をしてる」ってやつでしたね…(;^ω^A)、学校では部活と勉強に励む日々でした。





岡崎先生とはまだそんなに仲良くはなっていませんでした。



なかなか一対一で話す機会も無いし、授業では色々と話しかけてくれるけど(まあ私だけじゃなくて、みんなになんだけど)、あくまで「塾の先生」って視線で見てました。


先生にとっての私も、もちろんのことですが、大勢の生徒の中の一人にしかすぎなかったみたいです。

(ちなみに、先生の私の第一印象は「笑顔のかわいい子だな」だったみたい。笑)



そんな日々が続いた頃…二人の関係を変える出来事が起きます。