先生の第一印象は、「話しやすそうな人だな」ってくらいでした。
かっこいいかと言われると、顔は整ってるけどハッとするほど自分の好みってわけでもないし、
年齢だって30代くらいだから、全く恋愛対象外!
もちろんそれ以前に緊張してたから、観察してる余裕なんて無かったけどね(^▽^;)
だけど、感じのよさそうな人だな、って思って少し安心したのを覚えています。
*
教室に入ると、学校でよく見かける顔ぶれ。
「あっ!美樹じゃん!」
「美樹~、塾入るの!?」
塾では学校ごとにクラスが分かれていたので、教室に入りさえすれば、私の緊張はすっかりほぐれていました。
最初の授業は社会。
担当は…岡崎先生です。
彼は文型担当だったので、国英社を教えてもらっていました。
ただ、夏期講習の間はバイトの先生が沢山働いていたので、このとき彼に教えてもらっていたのは社会だけでした。
授業は、淡々と進んでいくんだけど、その中で先生が豆知識を付け加えたり、みんなが疲れてきたら授業には関係ない話でみんなを笑わせたり、すごく和み系の授業でした(●´ω`●)ゞ笑
岡崎先生は生徒からすごく慕われていました。
授業中も、休憩時間も、みんなが「岡崎せんせー」とか「健ちゃーん」って呼んでる、そんな感じでした。
そのせいもあってか、私はすぐに彼の名前を覚えたのです。
今から思えば、もう一人の理系担当の杉江先生がすごく厳しい人だったので、みんな岡崎先生に話していたのかもしれません。笑
杉江先生は理系の先生で、教室長でした。
授業は面白いけど心臓に悪い、まさにそんな感じ。
説明は分かりやすいし面白いけど、一度教えてもらったところを間違えれば怒鳴られる、
間違えた人ばかりピンポイントで攻撃する、といった具合です。
クラスには当然成績の良い子も悪い子もいます。
成績の悪い子は、授業中ひたすら当てられていました。
授業中に終わらなければ居残りもありました。
杉江先生の授業でプレッシャーが大きかった分、みんな岡崎先生の授業で癒されてるって感じでした。笑
そんな感じで夏期講習も終わり、とりあえず私は2学期から入塾することに決めました。
当時の私はというと、恋愛には興味はあったけど別に好きな人も出来ず(いたときもあったけど、あれは今から思えばまさに「恋に恋をしてる」ってやつでしたね…(;^ω^A)、学校では部活と勉強に励む日々でした。
岡崎先生とはまだそんなに仲良くはなっていませんでした。
なかなか一対一で話す機会も無いし、授業では色々と話しかけてくれるけど(まあ私だけじゃなくて、みんなになんだけど)、あくまで「塾の先生」って視線で見てました。
先生にとっての私も、もちろんのことですが、大勢の生徒の中の一人にしかすぎなかったみたいです。
(ちなみに、先生の私の第一印象は「笑顔のかわいい子だな」だったみたい。笑)
そんな日々が続いた頃…二人の関係を変える出来事が起きます。