平成24年2月24日~4月1日にかけてソロプレイ。

全マップ使用のキャンペーン。

但し41年10月Ⅰにて終了。

AARの前にルールの解釈、改訂及び不明点の確認をしておきます。

ほとんど前回と同じです。

鉄道工兵の鉄道変換の移動力の変更が最大の変更点です。


ルール6.移動

ユニットは最低1ヘクス移動可能。敵ゾックで包囲下及び補給切れであっても同様とする。ただし、進入禁止ヘクスは不可。

これにより、森林、湿地など移動力の半分プラス1移動力の地形も補給切れであっても最低1ヘクス移動できるものと解釈する。

本作は弱ゾックである。追加移動力消費でゾックtoゾック移動できる。上記の場合及び地形効果等全てが重複しても1ヘクス移動可能と解釈する。ただし、これまた進入禁止ヘクスは当然ながら不可。

→これに関してはそもそもルール6に明記ありました汗

ルール7.輸送線A鉄道

バルト3国は全て「標準軌」である。よって、独軍は鉄道レール交換工事不要である旨確認する。これにより最北フインランド湾岸の小都市ナルヴァまで鉄道交換不要である。そう解釈しないと、この方面にもワザワザ鉄道交換のため、たった6個しかない鉄道工兵が必要など、極めて独軍不利になってしまう。北方軍集団がバルト3国へ迅速な侵攻できなくなると考える。もっとも、北方軍集団戦区のプスコフ~ルガ方面へ鉄道工兵1個程度は投入必要と考えるが。

これに付随して、ルール38.上級ルールCウェリキエ・ルーガ~リガ間の鉄道は使用しない。このルールを採用すると、一部「広軌鉄道」なのでレール変換が必要と考える。やはり、スムーズな独軍の侵攻を促すためにも本ルールは採用しない。

B.道路

悪天候時の道路の移動コストはどうなるのか?

ルールブックに「平地と同じコスト」とある。なので、例えば天候泥ねいで歩兵なら道路移動は2移動力となる。よって、他のゲームみたく、道路移動は天候にかかわらず1移動力ではない。

ルール12.補給

B.補給判定

陸上及び道路は好天時は7ヘクス以内で補給下にある。下記「補給線表」参照。

トラック欄を陸上と同様に扱うものとする。ルールの緩和を試みる。

②トラック


「補給線表」のトラック欄削除する。トラックも「補給線表」の「陸上」と同様とする。

よって、例えば天候好天時なら7ヘクス以内で補給下。泥ねいなら3ヘクス以内で補給下とする。これによりトラックリレーは、例えば好天時は7ヘクスおきにリレーできるものとする。

E.特別補給源

トラック消費及び航空補給は、E.特別補給源である。これについては、「補給線表」の「特別欄」をそのまま使用する。例えば好天時なら3ヘクス以内で補給下となる。

F.資源ポイント

資源ポイントの陸上ユニットなどによる移動ルールは全文削除。

同じく選択ルール39Bの資源ポイントの占拠つまりは鹵獲も使用しない。

枢軸軍港湾都市守備隊の補給

そもそも枢軸軍に海上ユニットないが、ルール33守備隊に関してのみ補給アリとする。でないと、守備隊の補給のためだけに鉄道レール変換。補給トラック。航空補給手配というのはヘン。また、放置により補給切れというのは少々おかしいように思える。以上、限定的に守備隊に関してのみ港湾都市の部隊は海上輸送(と仮定する)で補給アリとする。

ルール14特殊なユニット

①建設工兵

Ⅰ.主要都市上でも陣地構築可能を確認する。例えばセットアップ時、主要都市キエフに陣地が配置される。

敵ゾック内で陣地構築の開始/継続は不可とする。例えば、防御効果の高い主要都市に籠もりながら陣地構築…はルールの悪用と考え禁止する。構築中の場合は「中断」とみなす。同Ⅱ.飛行場建設も同様とする。

④鉄道工兵

今回の最大の変更点。これにより独軍はより自然に史実通り侵攻できるか?について検証します。

鉄道レール交換は、0-6鉄道工兵が好天時晴れなら1ヘクスあたり1移動力で変換。

悪天候雨雪雪の結晶は2移動力で変換とする。


※後発のScorched Earthでこのように変更されているらしいです。


突貫工事

悪天候時、建設工兵、戦闘工兵が「協力して」突貫工事については可能と考える。これにより、鉄道工兵ルールにより、鉄道変換は「鉄道工兵のみ」可能だが、「突貫工事において」建設工兵、戦闘工兵は鉄道工兵に協力できるとする。 

ただし、ルールどおり③突撃工兵はそもそも建設能力ないので突貫工事は不可である。

ルール16.航空ルール

補給切れの効果は、航空ユニットに影響するのか?ルールブックに記載がないように思われる。例えば、航空機が駐機している飛行場が敵軍に包囲されてしまったなど。航空任務可能なのか?

包囲された飛行場で爆撃などの任務開始は不自然と考える。1ターン2週間だし。なので、他の飛行場への配置換えたる「D.移送」のみ可能と考える。但し、例外として輸送機が発進時、補給/部隊を積んで航空輸送「発進」は可能と解釈する。発進後は、他の飛行場へ着陸する。包囲されていても物資/人員の持ち運び程度はできるだろうと考えた。

ルール20.航空任務E.空輸

いわゆる航空補給の輸送機発進/補給投下のタイミングは、「増援フェイズ」に行うものとする。通常通り「航空フェイズ」実施では、部隊が補給切れになってしまい航空補給がほとんど意味なくなってしまう。輸送機護衛/迎撃による空中戦もこの増援フェイズに行えるものとする。このフェイズに行動した航空機は当然ながら行動済みで航空フェイズに行動できなくなる。

ルール24.特別航空ルールD

グライダーによる補給の投下について
グライダーを飛行場間の補給の「輸送」ではなく、補給をルール25.Aなどによる「投下」した場合、グライダーユニットは除去されるのか?

「除去」されるものと解釈する。投下については、除去~使い捨てが自然と考える。さもないと、枢軸軍に若干不要に有利になってしまうと考える。

ルール28.海上ルール

B.艦艇

枢軸軍は、ソ連海軍の戦艦、巡洋艦、河川小艦隊などの艦艇を航空機で爆撃できる。より詳細な海上ルールを持つ先発の「英国本土決戦」同様、艦艇は1航空フェイズにつき「3回」爆撃できるものとする。よって、艦艇からのAA射撃~爆撃命中判定を3回繰り返すものとする。


ルール29.天候

B.決定の手順

天候が下り坂は北から南へ波及するとある。つまりはゾーンBからCへと波及する。「1ターン遅れ」で天候が悪化すると解釈する。判定は「1種類のみ」決定~つまりは1回のみサイコロを振って判定する~とルールブックに記載あり。よって、ゾーンCは1ターン遅れで悪化すると考える。

例)10月ⅠにゾーンBは好天であった。それが、10月ⅡにゾーンBで泥ねいとなった。この場合、10月Ⅱは、ゾーンCはいまだ「好天」となる。11月Ⅰより、1ターン遅れで「泥ねい」になる。

ルール34.増援と補充

B.補充 2.ソ連軍

増援フェイズ開始時に枢軸軍ゾック内にある都市からは、補充ポイント受領できない。蓄積もできないものとする。ルールブックでは蓄積可能と解釈できるが、都市ごとに毎ターン記録しておくのは大変である。

再編成に関しても、都市補充ポイントと再編成による特別補充ポイントを単純に合計して再編成、補充できるものとする。簡易に処理するものとする。軍管区ごとにウンヌンのルールブックの方法は少々複雑&面倒。「結局は」同じ事だと考える。

モスクワの補充ポイント

モスクワの補充ポイント5について、1ヘクス占領されたらどうするか?

おおまかに考えて部分市街地ヘクス2ヘクスで1ポイント受領。全市街地ヘクス1で2ポイント受領とする。なので、この場合、5→4ポイント受領とする

ソ連軍特別補充について

ソ連軍の補充について、通常の都市からの補充は、ルール34.B.2より8月Ⅰからとある。これはこれで間違いなかろう。問題は、部隊の戦闘~ステップロス/除去による「特別補充」。いつから可能何だろっか?8月Ⅰ?それとも開戦直後の6月Ⅱの増援フェイズから可能?ルールブックを読むにどちらにも解釈できる気がする。

特別補充も8月Ⅰから可能と解釈してプレイした。開戦時の混乱で、開戦直後の6月Ⅱから特別補充開始は早すぎると考えたのだが。なので開戦から7月Ⅱまでの非車両化部隊の損失戦闘力は、私の場合カウンター自作して記録しておいた。紙片にメモよりもカウンター自作&航空機のGAトラック流用がラク。



非常に長文ですので残りは次回とします。