皆さま

新年あけましておめでとうございます。

新しい年を気分一新、すがすがしい気持ちで迎えたかったのですが、気持ちが晴れません。日本の皆さんが平穏なお正月を過ごしてますように。

 

以下新年早々思いっ切り愚痴なので閲覧注意です。

 

あと2週間ちょっとで就任するトランプは選挙運動中もトランスジェンダーへの攻撃を大々的に訴えていましたが、先月アリゾナ州での集会では次のように述べています。

 

“… with a stroke of my pen on day 1, we are going to stop the transgender lunacy”

“And I’ll sign executive orders to end child sexual mutilation, get transgender out of the military, and out of our elementary schools, middle schools and high schools”

概訳: 「(就任)初日の私の一筆で我々はトランスジェンダーの狂気をストップさせる」 「そして大統領令に署名し子供たちの性器切断を阻止し、トランスジェンダーを軍から、我々の小学校、中学校、高校から排除する」

 

当事者としては背筋の凍る発言ですが、集まった支持者たちはこれに熱狂的な歓声を上げていました。トランプがトランスジェンダーとは何か、SRSとは何かもわかってないのはこの言葉からも分かりますが、そんなことよりも全米で8千万近い有権者がこの人物に投票し、上下院ともトランプの共和党が過半数を達成したというのが現実。

 

トランプの「sexual mutilation」という言葉は恐らくSRSに対する誤った認識(以前にも述べましたが性器を切断してしまってはSRSはできません)によるものと思われますが、米国ではそもそも18歳未満の当事者にはガイドラインでSRSを施術しないことになっています。ですので子供へのSRS施術はあったとしても極めて少数、特異なケースのはず。

 

この「sexual mutilation」という言葉でHRT(ホルモン治療)あるいはSRS以外の施術を煽情的に表現している可能性もありますが、そうだとすると残酷です。性別違和に苦しむ中高生への必要な治療を禁止する?私自身がHRT(ホルモン治療)によってどれだけ救われたかは身に染みているので、暴挙としかいいようがありません。トランスに生まれてきたのは選択肢ではないのに。シスジェンダーの人たちと同じように本来の性別で普通に生きていきたいだけなのに。

 

3年ちょっと前にこのブログを始めたときはそのうち社会の理解が進んでマスクなしの自撮りも投稿できるかな、と楽観していました。でもどうもそうはいかないようです。今の米国はトランスであることを明かすのが怖い状況になりつつあります。時代が進むにつれて世の中がより住みやすくなってほしい――というかそれが当然だと思っていた――のですが、今の米国は明らかに逆行しています。60年も生きていますが、こんなに先行きが暗い世の中になるとは思いませんでした。

 

昨年の世界の動きをみていると悪い方向へ向かっているのは米国だけではないようです。新年早々暗澹たる投稿で申し訳ありませんが、今年は希望の持てる動きがありますように。

 

このブログで少しでも多くの方に当事者の一人として感じていることを読んでいただければ嬉しいです。今年もよろしくお願いいたします。

 

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