前回の続きです。いよいよ手術日当日。朝早くはないけど携帯の目覚ましで目が覚めます。天気は曇り?朝食無しはこの時点では気になりませんでした。普通にシャワーを浴びて着替えます。もちろん病院からの指示通り完全すっぴんノーメーク。衣類もジーンズで、フェミニン系ではありません。友人宅から病院までは地下鉄と歩きですが、今日に限ってはパス度なんて2の次3の次、無事に病院に着くことがとにかく最優先です。

 

前日に自分で病院に持っていくアイテムと退院時まで友人宅におかせてもらうものをしっかり分けておいたので楽でした。普段呑気な私にしては用意周到。予定通りの時間に友人宅を出ます。昔馴染みのある街なので地下鉄も歩きも不安はありません。ラッシュが終わった時間帯なのも幸いでした。それでも地下鉄の乗り換えを間違えないように、下りてから歩く方向を間違えないようにやや慎重になっていたと思います。

 

その甲斐あって全く迷うことなく無事手術場所の病院に予定通り、早めに到着しました。でも着いてからどこへ行くかは事前にはしっかり知らされていませんでした。りっぱなオフィスビルのような病院メインの受付で場所を訊き、エレベーターで手術場所の階へ。そこの受付に本日手術の予定と伝えるとソファで待つよう指示されました。でも何ここ?高い天井、大きな窓が並んだ100人患者がいても大丈夫なくらいのバカでかい待合室。待合室というよりロビー?部屋というよりオープンスペース? まさかこれみんな今日手術の患者ってことはないだろうけどどのくらい待たされるんだろ?

 

待ったのは20分くらいだったかもしれませんが、(出頭を指示された)10時半直後には名前を呼ばれ、その後はスムーズでした。看護師に指示されるがままに診察室でおなじみバイタルサインのチェックと本人確認。患者衣だけ羽織ってベッドの上で待ちます。靴下も患者用の黄色い靴下。靴無しで歩く想定なので足の裏に滑り止めのためのゴムのいぼいぼがついています。暫くすると麻酔医が来室。私が受ける麻酔についての具体的な説明をしてくれました。
 

それが済むとさて、もう私としては手術の準備は整ったみたいなんだけど、まだ午前11時過ぎ。開始予定時刻までまだ2時間半もある!スマホが手元にあるのはよかったけど、さてどうしよう。とにかくディスコードとスレッズに状況をアップデート。 …と思ったのですがディスコードのアプリはどうしてもアクセスできず、何もアップデートできませんでした。

 

後になってわかったのですが、アプリとこのN病院のWiFiとの相性が悪いらしく、WiFiを切ればよかったとのこと。スレッズの方は日本在住の皆さんには夜半過ぎの時間なのでほどほどに。12時になると、どうせみんなランチ食べてる時間だろうからなー、ゆっくり食べて私の手術にはコンディション万全で望んでもらわなきゃ、なんて自己中心的な思いで暇つぶし。でも私もお腹すいてるんですけど。(もちろん何も食べさせてくれません)

 

次回に続きます。

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