息子が薬剤師になるまでの約6年間を振り返って書いています。
現在は、病院薬剤師1年目です。
現在は、病院薬剤師1年目です。
こちらの続きです↓
薬学部4年次の夏が近づくある日、息子と電話で話しました。
息「夏休みも帰省は難しいかもしれない。研究室の友達と薬学予備校の夏期講習に行って、9月にCBTの体験受験があるから」
私「え?体調は大丈夫なの?予備校に友達と泊まり込みで大丈夫なの?」
息「研究室の友達には、不安神経症のことも少し話したんだよ。でも、何とかなるんじゃない?って言われた」
私「全く帰れないの?実習前まで?」
息「共用試験が心配だから…合間に研究もやっておかないと。時間が足りないよ」
正直、GWに帰ってこなかったので、夏休みは帰らないのはありえないと思っていました。
息子に会えない寂しさもありましたが、不安症状とかパニック症状とかどうなんだろう…という心配の方が強かったです。
できれば、一度心療内科にかかってほしい気持ちもあったんです。内服も辞めていたし。
けど、帰らなくても内服をしなくても何とかなっているなら、大丈夫なのだろうと思うと良くなっているのかな?という期待もありました。
実際は、勉強したり共用試験の対策をしていないと不安がどんどん強くなるから帰れないという状況だったようです。
※このことは、後に帰省したときに息子に聞きました。共用試験に対する不安が凄かったと。
この時は、息子が本当に辛い状況だとは気づいていませんでした。
今まで、実家に帰って来ることで心の安定を保っていた息子は、逆に実家に帰ることが研究室から離れる不安に繋がっていたのです。
研究室の友達だけが頼りの日々だったようです。
夏季休暇に入ると同時に東京の予備校で夏期講習を受ける予定まで立てていました。
この後、研究室通い詰めとなり、そのために大変なことになりました。
そして、救ってくれたのは留年してしまった友達のゆうくんでした。