息子が薬剤師になるまでの約6年間を振り返って書いています。
現在は、病院薬剤師1年目です。
現在は、病院薬剤師1年目です。
こちらの続きです↓
薬学部が6年制となってから、病院や調剤薬局で実務実習が行われるようになりました。
薬剤師資格を持たない薬学生が実務実習で本物の患者さんと接するために、知識・技能・態度が一定のレベルに到達していることを保証する必要があります。
そのために全国の薬学生に薬学共用試験が実施されます。
つまり、臨床に出るための仮免許です。
薬学共用試験は2種類あります。
★主に知識を評価する客観試験CBT (Computer-Based Testing)…学校に設置してある専用のパソコンを使って試験を受けます。
★実技を通して主に技能・態度を評価する客観的臨床能力試験OSCE (Objective Structured Clinical Examination)…課題を出されて実技の試験を受けます。
2種類どちらも合格しなくては実習にいけません。
実習に行けないということは5年生にもなれません。
↓参照お願いします。
評価者は、評価者養成講習会を受けた他の薬科大の先生が来て評価するようです。公平は保たれるようになっています。
薬学部4年生になった息子は、このCBTとOSCE中心に大学生活が染まっていきました。
CBTと国家試験の内容は被るので、国家試験対策もすごく頑張るようになりました。
不安神経症ということもあり、出来なかったらどうしよう、落ちこぼれたらどうしようと悩んでばかりで勉強勉強の日々を送ることになります。
そして…
研究室の同級生4人くらいで、薬学予備校の夏期講習に行きたいと言ってきました。
もちろん、予備校で頑張ることはとても良いことですが、薬学予備校の夏期講習なんて本来は6年生が行くものだと思っていたし、10日間のコースだったので、友達と外食になるだろうし、大丈夫なの?という不安が湧き上がってきました。