息子が薬剤師になるまでの約6年間を振り返って書いています。
現在は、病院薬剤師1年目です。
現在は、病院薬剤師1年目です。
こちらの続きです↓
薬学部3年生になってから、息子は格段に大人の考え方になってきました。
不安神経症や過緊張、咽喉頭異常感症などは良くはなっていませんでしたが、抗不安薬を飲まなくても、人付き合いは苦手意識がなくなっていき、友達も少しずつ増えている様子でした。
長期休暇になると、いつも車で送迎していたのですが、3年生になると高速バスなどで自分で帰省することも増えました。
友達に勉強を教えることも多くなっていると話していました。
私も、薬の効果の機序などを教えてもらうことも増えてきて、「あぁ、薬学生なんだなぁ」と実感し始めたのもこの頃です。
自分でまとめたノートなども見せてくれます。
でも、看護師の私にはちんぷんかんですが
夏季休暇の際に、少し離れた義父母(息子の祖父母)の家に行きました。
話すことが苦ではなくなり始めた息子は、祖父母に薬学部ではどんなことを学んでいて、学習も大変だけど頑張っていることなどを笑顔で話していたのです。
が、
その時に祖父から
「薬剤師なんて患者に薬を渡すだけの仕事なのに、そんなに勉強なんてする意味あるの?」
と言われて、息子は黙ってしまいました。
たぶん、今の息子なら
「何言ってるのー?薬剤師は薬渡すだけじゃなくて、患者さんの命を守る仕事なんだから一生懸命に勉強しないとなれないんだよー」
と笑顔で言えると思いますけど、あの頃の息子は、悔しい気持ちを言葉には表せなかったんだと思います。
黙ってしまった息子に代わって、私と夫が薬剤師という職業についてムキになって、義父に語ってしまいました
看護師としてもとても頼りにしているんです。
薬剤師さん、尊敬しています。
新人の息子よがんばれー