こんまりメソッド:The life-changing Manga of tidying up | 英語多読のメイプルハウス

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※2019.12.12更新

お片付けシーズンなので、過去記事の再掲です。

今、Netflixで放映されてあっと言う間にSNSで世界中で話題になっている、近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」の翻訳漫画版です。

 

私は漫画のみならず、著者の国内版も読んだことがなかったのですが、たまたま洋書店で陳列棚にあったこの漫画本を手にとってみると、おもしろそうだったので、「近藤麻理恵さんの片づけメソッド」について一切の前提知識なしに読み始めました。

 

ある29歳OLチアキの部屋の片づけのコンサルを担当することになって、彼女の悩みに寄り添いながら、KonMariメソッドでお部屋を綺麗にしていく話が1冊にまとめられています。

チアキは、飲料メーカーに勤めて営業を担当している、バリバリかっこいい恋多き女性ですが、忙しい平日と、週末もリア充で旅行、セミナーなど外出が多いため、自宅はなかなかすさまじく散らかっています。

 

読みながらすごいなと思ったのは、こんまりが、単なる「片づけノウハウ」を伝授するのではなく、クライアントが、これからどんな人生を送りたいか、この家(部屋)でどういう過ごし方をする事を望んでいるのか、という点から、まずスタートする所です。

 

まず己を知る、という所から始まるなんで、自己啓発の一種みたい。・・・最近の片づけって、こんな風なんですねあせる知らなかった~

 

ただし、一旦自分の理想とするライフスタイルが明確になったら、片づけ指南が始まります。この漫画では、

1.洋服

2.本(雑誌含む)

3.小物、雑貨類

4.思い出の品

という順番で、整理されていきます。 漫画だから視覚的によく分かるし、舞台は日本なので「"期限切れの薬”って"Lifeover Medicine"って言うんだ~」など、辞書いらずでスイスイ楽しめます。(辞書を引きたくなる時もあるんですが、私はスルーしてます)

 

漫画は、当然ですが、背景描写は絵で描かれているため、文字は登場人物のセリフのみです。このセリフが手書き風の大文字:Upper case で表示されているので、慣れるまでは少し読みにくかったです。

また、「オノマトペ(擬音語)」が沢山登場するので、これも漫画を読んでこそ知りえる言葉だなと感じました。普段から漫画はよく読んでいるのですが、日本語だと存在するのが当然すぎて、あまり気づかないんですよねニコニコ

 

私自身、興味のある自己啓発書のたぐいはよく読むのですが、「片づけ」に関するジャンルは興味を持ちませんでした。しかし、「英語の漫画本」という切り口で、KonMariメソッドに出会えました。

 

Netflixで、なぜ人気が出るのか、少し理解できました。日本人による、日本の生活文化を背景にした生活改善の情報発信って、今後もっと広がっていくような気がしますキラキラ