思い出すなと言われても
毎年 思い出す
思い出さずにいられない
その 最期の姿を…
切なそうに佇む姿
それが我が家での
最後の姿とも知らず
もっと もっと
ゆったりと一緒に
いたかったなぁ…
痛いと言ってた場所
撫でてあげればよかったなぁ…
壮絶な最期の日から
行く歳も重ねて
私は父の年齢を超えた
誰よりも優しく
いつも 横にいてくれた
それでいて 冷静な判断をし
必要以上に 前に出ることもないが
確実に歩んでゆく
そんな父を
私は越えることはない
いつまでも いつまでも
尊敬する父だ
空から見ていてくれてるだろう
こんな不甲斐ない私を見て
いてもたってもいられないだろうけど
まだまだ そっちには行かないから
不安だろうけど
ずっと ずっと
見守っていてほしい…
命日に 父を想う。