魔王の麻雀ブログ

麻雀が強くなるために、日々の反省を綴る


テーマ:

かれこれ、五十数年。

昼夜を問わず、酷使してきた

私のボディーは、あちこちにガタが来て

ボロ雑巾のように、見るも無残な様相を呈している。

 

1962年式、1気筒エンジン。

 

50代を越えたころであろうか?

髪に白いものが混じり出し

寒くなると、腰痛が激しくなり

さらに、下半身後方部の洞窟に

悪魔が宿り始めた。

 

長年の喫煙の影響で

呼吸器系統が異常を来たし

ほんのわずかな刺激を、

喉を与えるだけで

はでに、せき込んでしまう。

 

歯周病の影響で

奥歯が1本ずつなくなり

長年使い続けた前歯の差し歯が

先日、遂に悲鳴を上げた。

 

まともに、食事もできない身体に

なってしまったと思いきや、

今度は、目の前に黒い虫のようなものが

飛び回るようになった。


辛うじて、歩けるのが

不幸中の幸いであるが

階段を上ると、7段目くらいで

乳酸が溜まってしまい

さらに、胸のエンジンが

ハァハァと悲鳴をあげ始める。

 

もう、いつエンジンが止まっても

おかしくないわけだが

不思議なことに、こんなポンコツでも

腹が減るのだ。

 

まともに、動かないボディーに

燃料を入れるのは

実にばかばかしいことだが

いたしかたない。

 

丸の内のオフィスの向かいに

コンビニエンスストアがあり

私は、ここでジャンクな燃料を補給するのが

日課になっている。

 

カサッ、カサッ。

 

黄色く染まった銀杏の枯葉が

初冬の冷たい空気の中で

私の歩調に合わせるかのように

ピッタリと着いてくる。

 

丸の内は、片側4車線の大通り。

当然のことながら、交通量が多いので

交差点には、歩道橋があるのみ。

つまり、横断歩道がない。

 

要するに、道路の向こうのコンビニに行くには

この歩道橋を渡るしかないわけだが

前述のとおり、こんなポンコツでは

歩道橋を渡るのが一苦労。

 

したがって、

右を見て、左を見て

もう一回、右を見て・・・

 

両側8車線を一気にダッシュ!

何度も、死にそうになったことがあるが

歩道橋で、行き倒れになるよりは、まだましだ。

 

まぁ、片側4車線だが

左折専用レーンの向こうにも

銀杏並木の分離帯があり

1、3、3、1のように、道路が分かれており

実質、6車線ダッシュになる。

 

とりあえず、銀杏並木の分離帯まで

渡ったところで、ダッシュのタイミングを計る。

じっくりと、交通量を見定め

交差点の信号をチェックしながら

 

よし、この4トントラックが

通過したときがチャンス。

交差点の信号も丁度赤に変わった。

 

私は、アドレナリンを分泌させ

運動会のかけっこの

スタートの要領で

身体を少し低く身構えた。

 

4トントラックが私の目の前を通過し

視線を右に送った、次の瞬間・・・

 

 

思わず、こけそうになった身体を

なんとか押さえつけ

少しつんのめった感じで

辛うじて、その場にとどまった。

 

「シュルルゥウウン!」

 

乾いたエンジン音が響き

そいつは、私の右5メートル辺りで停止し

黒いサングラスをしたまま

じっとこちらを見つめている。

 

少し吊り上った細見のサングラスの

奥から見つめる、その表情。

 

そう、まさに、こんな感じ。

 

突然のことで、目がそらせなくなり

数秒の睨み合いがあったであろうか?

 

次の瞬間、私は異世界に吹き飛ばされた。

 

ネロは、左右の腕を交互に振り回したかと思うと

戦闘の構えに入り、左手を開くと

 

クィッ!クィッ!

 

かかってきなさい!

 

ということだ。

 

私の身体は、激しく反応。

猛然とダッシュし

アスファルトを蹴り上げると

3メートルほどの高さまで

跳躍したであろうか。

 

そのまま、ネロめがけて

左足を突き出す。

 

同時に、ネロも跳躍。

くるくると身体を回転させながら

私めがけて、パンチを繰り出してきた。

 

寸でのところで、躱した私は

着地と同時に跳躍。

後方左2回転半ひねりで

身体の向きを変え

強烈な後ろ回し蹴りを繰り出す。

 

ネロは、私の攻撃をすばやく躱すと

両手を水平に広げ、右ひざを折って

左足を軸に、身体をコマのように

回転させながら跳躍。

 

そのまま、空中で静止したかと思うと

物凄いスピードで、私めがけて

突っ込んできた。

 

ギリギリのところで、躱した私だが

激しい風圧で、私のスーツはズタズタになった。

すばやく、振り返ると

ネロがこちらを見て、微笑んでいる。

次の瞬間、

 

ズシーン!

 

激しい、轟音とともに

銀杏並木の一本が

その衝撃に耐えきれず

道路側に倒れこんだ。

 

呆気に取られる私の表情を見て

ネロは、薄ら笑いを浮かべながら

また、例のポーズで

 

クィッ!クィッ!

 

とやってきた。

 

だめだ。勝てる気がしない。

私は、思わず視線を逸らした。

 

「シュルルゥウウン!」

 

乾いたエンジン音が響き

ネロは、バイクにまたがったまま

左折レーンを、一気にすり抜け

交差点を通り過ぎて行った。

 

負けを認めた私は、歩道橋に戻ろうと思ったが

交差点を左折したネロの後ろ姿を確認すると

そのまま、6車線を駆け抜けてやったのだ。

 

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