劇団新感線 髑髏城の七人 Season月 下弦の月20回目/ステージアラウンド東京 

6列

 

下弦の月、土曜日週末の最終公演です。

最高に楽しい回でした。

 

最高だったんで、今日を私の下弦の月最終回とすることにしました。

12月2日から2か月半、ほんとうにありがとうございます!

 

今日のエントリはまとめにはいるんで以下4章立てですよ。

熱いうちに書くから重複すんのも、要確認もたくさんでますが、とりあえず。

 

【1】2018年2月17日下弦の月(公演回数61本目) 

【2】season月≪下弦の月≫前期後期通して 

【3】2チーム制の試みとseason月 

【4】髑髏城の七人というお芝居 

 

※で、いこうとおもったんだけど今日のところは【1】で力尽きたわ

千穐楽おわったらつらつらまたやろうかね。

 

 

【1】 2018年2月17日下弦の月(公演回数61本目) 

 

これまでの19回分の観劇は全部宝だけど、

今日は、笑ったし泣いたし楽しかったし、本当に素敵な公演でした。

下弦20回目の観劇、最高でしたわ!

 

14時マチネ1回公演は、わたし、月ではこれがはじめてだったのよね。

ソワレにたくさん行ってたもんで、

いつもの開演時間に終演して( 14時開演18時終演 )、

充実感とともにまた気持ち的に始まれそうな清々さ。

わたし的最高の回になったから、気持ちよく笑って、

ここでseason月のわたしのラストにすることにしたの。

楽しかった!ありがとうございました😊

 

 

もうそもそも今回は煎餅まきにはいかないことにしていて、

はて、どの辺で終わりにしようか1月後半からぼんやり考えておりました。

最高だと思える回がきたらーが理想といっても、

結局楽しいから行きたくなっちゃうわけで、

それでもなんとなく2月10日か12日をXデーにしてたんですわ。

なのに10日が名残惜しいムード満開の間合いでここを最後にしなくても…で、

12日が霧丸~~~ってなっちゃって、

いやそらちがうだろ!ってわたしの中の捨之介さんがダメだすもんだから、

14日いったのよ。ただ、この日ってなんとなくお題目が

『下弦、春の蘭祭り』だったし(よいのです、愛ですから)、

芝居自体もここへきてなんだか苦しくなっちゃって、

死に場所探してるのに、さまよってる状態じゃん、

命の捨て所わかんなくなっちゃったよ、あたし。

そのまま7年間苦しむんか…髑髏城…。

なんてめっちゃ苦しみながら(ほんとめんどくさい星人ねぇ…)

17日に行ってまいりましたの。

 

どこで思いはじめたか忘れたんだが(要ログさかのぼり)

下弦の月は、オトナになりきれない髑髏で、

それがもどかしさ懐かしさ心地よさを生んでて好きだなーと。

すごくいい雰囲気だったの。いい芝居だったの。

 

今日の天魔王最期の場、

宮野捨と鈴木天が昔に戻ってガチでケンカしてたんだよね…

言葉尻の回し方に長年の親しさが感じられたわ。

若かったらなおさら、あいつのやりかた気にくわねぇとか、

お互い、殿に仕えてなかったらあんなやつ!とか

イライラしながら、それぶつけ合って言い合って傷つけあっちゃう

若気の至り的間柄だったんだろうなー。

 

ふたりが昔に戻ったみたいじゃないかー!(昔を知らんけどー!)

いいなぁーこれ!

 

下弦の月は、オトナになりきれないオトナたちでここまできたんだなぁ…😢

それにふわっとマイペースに罪深い廣瀬蘭入れた3人って、

それぞれ大人になってるのに大人になりたくない部分が髑髏城に集結して

そこにハイライト。

 

役と役者が重なり合って、人間の感情が色鮮やかに、時にむき出しに、

有機的に絡み合う回にここで出会えて本当に嬉しいねぇ。

 

ここまで過去ログ読んでる方はわてくしが宮野捨さんを

好意的に思ってるといいながら随所で辛いなとお思いでしょうが、

その通りなんですよ。このひととても目立つタイプなもんで、

いいとこもよくないとこもすごく目立つんだわ。

1幕のちゃらくて明るい感じとかすごくいいし、

(所作の雑味は個性と言う名の仕方ないにせよ)うまくやってるし、

この捨さんともオサラバかって、名残惜しくなるくらいに好きなのだわよ。

2幕になると出番がそんな多くない代わりに難所が次々現れるもんで、

演技の技術と若干の心の波風かもだと思うんだが、

意味を持たせて言えば場に対して独善的に聴こえて

目の前に相手がいるんだよーそこに掛けあえー!っていうのがさ、

(たぶん)疲れてくると余計目立ってたんだけども

そういうのが…今日の天魔王さまへの呼びかけには親しみがあったの。

そうだよ!宮野氏!それー!

いつもすずひろ氏に話しかけるようにして (て…普段知らんけど) 、

そこの昔の天魔王さまに話せばいいんだよ!!

こんなふうにできるじゃねーかよぉ。

家康さんに迫るのも最初の頃の気迫を感じた。

なかなかよろしい捨之介さんだったんじゃないのっ!

 

すずひろ先生は、いつでも、的確な芝居をしてきますもんで、

彼の天魔王さまも、おもいっきり昔に戻っていたな。

そんなのは殿じゃなーい!って蘭も(捨も)好きじゃなかったのね。わかるわー。

貴様ごときにこの俺が?ってすっげームカついてたし、

だまれだまれぇぇーとかむっちゃダダこねてたわー。

捨さんとこういうガチな喧嘩別れ(最期まで)になって

イライラしたまま落ちてったのね。

感情むき出しでおもしろかったな。

このひと、そーう♡ここが石垣山とかいうひとになるとは…w

捨さんと蘭が自由タイプの芝居するから、

毎回調整役になってて、

この人がいなかったらこんなに芝居がまとまんなかった疑惑の殿の3人チーム。

 

廣瀬蘭ここへきてさらにマスキュランでキュンとしてしまったわ。

あなたこんな人でしたっけ?!

登場の髑髏党斬るの、すでに楽しいなぁーモードで笑ってますけど…ええ…。

そういう後半への伏線あったっけ??こっから??

でも美人…男美人。ハンサムじゃないの美人。

なのにふわっとそこにいて馴染みやすいタイプなんだな。

みんなにほっとけないって好かれちゃうタイプの蘭なんだなぁ(まんま疑惑)。

だけど赴くままだから、捨、天、蘭の3人のキャラが立ってしっかりバランスが取れちゃった。

無界屋襲撃は、ほんとうに太夫可愛そうなのにさ、

このひとが、刀で自分の指切って血見て邪悪な薔薇の花びらとばして、

リップノイズ付きで指舐めて斬りかかっていくとかひどすぎて、

ひどすぎて廣瀬蘭~~ひどいよ~~って夢中になっちゃう。

 

羽野太夫の台詞の端々尊かったねぇ。

笑いながら、重たい感情のせてたー。

蘭とはどんな関係なんだろうか?というのが、

最後まで、あえてみせてくれない「女」だったわねぇ。すてき。

恋でも愛でも愛着でもなくて、

いっしょになれない運命だけが確かだったのね。

いっしょに笑いあえるのに、いっしょになれないの辛すぎる。

廣瀬蘭が太夫ハグしながら、だいじょうぶとかぬかしやがって、

霧丸を月見の用意に連れてくの、泣いてて、たまらなくかなしいねぇ。

兵庫と幸せになってくれよぉ。

 

それで、ちゃんと、兵庫いい仕事した。

髑髏城行くとこから、兵庫が手を取ってくれるんだよなー。

羽野太夫と木村兵庫大好き。ほんと好き。

(ってはじめると、下弦全て大好きに着地するんだが)

 

1幕の無界屋の顔見世のあとにさ、

「お前はその金でどうすんの?」

「綺麗になる」

で、もう大詰の

「この金で綺麗になれ」思いだして兵庫ぉー泣。

まっすぐすぎるー兵庫ー!

早くも胸が詰まりそうになるとかね笑。

 

最初に観た鳥兵庫はヅラのこぶ付きおっさんだったし、

つぎはつるんのおっさんだったし(ゴメン1回だから…)、

木村兵庫を最初に観たとき、えええー、兵庫ってこんなにかっこよくていいの?!

あっちはワルガキだったし (ゴメン1回だから…) 、

極楽太夫がふつうに惚れちゃいそうなの出てきたーっておもったよね。

 

本日の無界屋1幕、木村兵庫のアドリブで、

はにゅーさんの金、うのさんの銀メダルを知る観客一同。

今日はにゅーさんの演技が14時からだったからね、木村兵庫速報。

そこはかとないおもいっきり共有感w

 

ずらのーとみよう!アニメのほうな!

俺をいじるな!

なぁーライト!

今はすてのすけって名乗ってる(あれ?風の贋鉄部屋…)

ずらのーとって書くとヅラになっちゃうのかな?

の宮野捨の投げかけに、頭押さえるしぐさで笑ってる廣瀬蘭。

 

アドリブも楽しすぎだし、芝居もあたたかくて、今日すごくよかったねぇ。

楽しいが溢れて、1幕から泣きながら、

登場人物がつながってからみあって生きてる…下弦チーム最高泣。

 

そしてそもそもお上手なとこに伸び代枠を十分に発揮した松岡霧丸、

むっちゃ男前で、かっこえかったのよ…。

三途の川から這い上がったシルエット大賞あげます。

後半もっと台詞のトーン落としてたねぇ。

捨に、ダメだぁ!叱りつけてかっこよかった。ええわー。

捨さんが霧丸に叱ったみたいのだったよね。救い合ったな。

家康さんにすごまれてデコから脳天で台詞受け止めてたわ。

それであの見事な身のこなしでしょー。

2幕捨さんと逃げるぞって髑髏党が襲撃しに時に、

華麗に回転しつつ一段高いとこに上がって構える美しさってば。

なんなのカテコで頭引っ張られてるみたいな軸のぶれない1回転ジャンピングスピンw

ねぇ、早く可愛いおじさんになって。

じゃないと困るのよ、あたしが。20歳とか気分的にびっくりするから。

今も書いてて、ええーはたちぃぃーってびっくりしてるから。

子供の時からおじさん好きだったから、アイドルとか好きじゃなかったからさ。

まぁ年齢考えなくても大いに気に入るタイプなんだが。

そこそこの大きさわかるお席で観ると、やっぱり捨さんとはいいバランス。

(前すぎるとあたしのバランス感覚が失われる)

この捨さんにいい子キャスティングしたね。

宮野捨さんは外見大きくて中身は優しい。

松岡霧は愛くるしいサイズ感で中身は強い。最高に被ってない。

もね、ひとりで蘭のこと知らせに無界屋にいけそうなくらい強いじゃん。

だから、れの5と水車小屋のとこと合わせて、

クッション的に楽しい笑いを入れてくれた伊達さんにめちゃくちゃ感謝しておる。 

お城から逃げるとこふたりでおバカ可愛い感じにやってくれてありがたう。 

 

思い出したいけど思い出して終わらせたくない気持ちもあったのに

ここまでつらつらとりとめなく書いちまったわ。


なにこれ、下弦の月、終わってない感じがしてきた。(いや、わたしはおわったよ)

たのしかったねー。

 

 

次回は、

【2】season月≪下弦の月≫前期後期通して 

12月2日から基本毎週土曜日(休演の12月30日以外)豊洲通ったねぇー

初日チケット0枚からの20枚、羽野晶紀以外知らんかったのにっ

なんでこうなったぁぁーーーてゆう思い出をば、たぶん。


 

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 髑髏カフェから劇場に移動してきた杵とうさぎ面

 

 

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そこに写ってるカラフル東京タワーは金メダルおめでとバージョンだったらしい

 

 

 

 

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