【演目】
コンサートオペラ・シモンボッカネグラ
N響第1766回 定期公演 Aプログラム
【キャスト】
指揮:ネルロ・サンティ
シモン:パオロ・ルメッツ
マリア/アメーリア:アドリアーナ・マルフィージ
フィエスコ:グレゴル・ルジツキ
ガブリエレ:サンドロ・パーク
パオロ:吉原 輝
ピエトロ:フラノ・ルーフィ
射手隊長:松村英行
侍女:中島郁子
合唱:二期会合唱団
【会場・開演】
NHKホール(澁谷) 15時00分開演
【座席】
3階C5列
【所感】
N響シモンすばらしすぎましたーなにこれー 。゚(PД`q*)゚。
3幕シモンが息絶える、「マリーア~」のあとの弦の超弱音に鷲掴みにされて、落涙落鼻水ですよ。
積み重なった音楽の末に、こういう一瞬があるってすげーなーー。
演奏が素晴らしすぎた!!!
今日金曜日ということにして、日曜日にもういちどN響のシモンにいきたいと本気で思いました。
シモーン゚(゚´Д`゚)゚。
シモン・ボッカネグラはすごくすごく好き。
ストーリーなんかは、これはムスメを捨てた父親の妄想にすぎないよねー、
孤児になって名士に引き取られて不自由なく暮らして、25年後に再会するですってー?はー?
都合よすぎね?なんて思うんだが、やっぱりあのメロディを聞いてしまうと、
海の音の雄大さ、再会シーンとお亡くなるシーンにはうるうる。
今日のシモンは、海の雄大さに加えて、寂しさ、恐ろしさ、美しさ、愛がめっちゃ豊か!!
しかもいわゆる再会とお亡くなりのシーンだけがいいんじゃなくって、
ほんとーにすべてが素晴らしかった。
再会も、うれしさを温め温め(←大切)、孵化!!みたいな感動の音楽。
うーんなんだろ?音楽がよく見える?
争うシーンや紛糾するシーンも、
ひとを驚かせようとか勇ましい気持ちにさせようとかそんなのがない感じ。
でも、すごくすごくよくわかる。
自然でドラマチックでしたなー。
シモンの愛の大きさを知りました。サンティおじいさまもN響さまもステキ (´,,>ω<,,`)
今日は、わたしにはオペラです!
演奏会形式は客電が明るいとか衣装がないとか、あんまり得意じゃないんだけど、
もう演奏の表現力が素晴らしすぎて、没頭できるオペラでした。
今日のN響シモンみたいなのに出会ってしまうと、オペラの舞台演出も、
歌手の容姿もいらないこともあるんだなぁーとしみじみ。
…いや、でもあのアメーリアのぎら花柄の衣装はないとおもうヨ。
歌手陣は低音二人は問題なかったし、
音楽の表現力でめっちゃ男シモンだった。
アメーリアは・・・。あのFerisci!もちょーっと無いと思うよ…。
ガブリエーレも出だしはよかったけど、無理に聞こえて飽きてきちゃう感じでした…。
次のシモンはここが基準になっちまいましたヨ…。