医者「本日、我が国では母の日です。大統領のご厚意で病気をおして兵士の母の皆さんと面会する機会を設けて下さいました。では、大統領……」

プ「交通事故で毎年3万人が死ぬ。ウォッカが原因の死もある。こういうのは生きた意味がない。だがあなた方の息子達は生きた意味があった。目標を達成したからだ。誰でもいつかは死ぬ。問題はどう生きたかだ!」

母A「私の息子は2つの手術を受ける直前だったのに、いきなり動員された」

母B「私の息子は障がい者なのよ。なぜ戦場に連れて行ったの?」

母C「水も食料も服も装備もないって言うじゃないの。それでどう戦うのよ」

母D「どう生きたかを問うなら、あんたはどう生きたのさ。あんたが始めた戦争なら、自分が最前線で率先して戦いなさいよ。人の死を美化して正当化するんじゃない。嘘の母の会じゃなくて、こっちのホントの母の会はバカじゃないんだぞ」

全員「そうだ、そうだ!! いい加減、口先だけで騙すのは止めろ!」

プ「私は国の代表だ。戦争だけでなく色々な舵取りをしなければならない。ロシア国民を路頭に迷わす訳にはいかないのだ。どうか理解してほしい」

A「あんたが行かないなら、自分の子供を戦場に行かせなよ。あんたそれでも男か?」

医者「……え~、大統領の様子が急変しました。また脱糞するといけないので、続きはまたの機会に……。さ、大統領、こちらへ……オムツがズレてますよ……」

全員「だっぷんだ!」

 

※427話(シニナ)は願いを込めて