荒川静香さん、持ち前の冷静さ発揮 「戯言戯画」の後日談 (2012.1.30 07:36)
昨年末の全日本フィギュアスケート選手権では浅田真央選手が優勝。その瞬間をテレビで解説したトリノ冬季五輪金メダリスト、荒川静香さんの「クール」な解説ぶりについて、23日付で次のように書いた。
〈東日本大震災があった年の暮れに、病気で母親を失ったばかりの21歳の娘が、悲しみをこらえての逆転優勝だ。(中略)すかさずキャスターやもう一人の解説者は心のこもった言葉を発した。ところが荒川解説者ときたら、「いいプログラムでした」とだけ〉
中継を見て感じたままを書いたわけだが、実はこの荒川さんコメント、番組の方針に沿ったものだったことが後で分かったので、報告させていただく。
全日本選手権は例年通りフジテレビが放送。同局によると「スポーツ中継の域を逸脱することなく、特に、選手のご家族のご不幸に、ことさら焦点を当てるような番組にはしない」という方針に基づき、荒川さんの解説も「行っていただいた」のだという。
そうならば、あの解説は、「クールビューティー」が代名詞の荒川さんが、「冷たく」でも「KY」でもなく、持ち前の「冷静さ」をフルに発揮した場面だったということになる。
読者からも「荒川静香さんはいろいろ考えた末に『いいプログラムでした』と言ったと思う」との指摘があった。
東京五輪以来、スポーツ中継を情緒的に見る癖が染みついている。平たく言えば、そのほうが面白いからだ。一方で、スポーツ解説は基本的にクールであるべきだとも思う。なるほどなぁと、観戦の面白さを倍加させてくれるからだ。ともあれ、次の中継を待ちたい。(山根聡)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120130/ent12013007370002-n1.htm
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やっぱり中継を見て書かれていたようです。
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