夢コラボ!室伏、中京大で真央を“研究” (2011.8.31 05:01)
【大邱(韓国)30日】男子ハンマー投げのアテネ五輪覇者で、自身大会初の金メダルを獲得した室伏広治(36)=ミズノ=と、バンクーバー五輪女子フィギュアスケート銀メダルの浅田真央(20)=中京大=との夢のコラボレーション計画が浮上した。
前日、大会史上最年長の金メダリストとなった室伏は、4月から母校の中京大で准教授を務めている。同時に米国の一般企業と共同で、同大内に栄養管理やけが防止など4つの柱からなるプロジェクトの「スポーツ研究所」を立ち上げた。20年余にわたる自らのトレーニングのノウハウを伝授する“専門機関”と位置づけられている。
快挙から一夜明けた30日、会見を開いた室伏は「まずは学内でアドバイスしていきたい。現役選手にも協力してもらう」と、研究を進める意向を示した。そこで、現役選手の有力候補に挙がるのが同じ大学に所属する真央だ。6月には同じ回転系種目として室伏専属の理学療法士とともに真央のトレーニングに合流。情報を交換する機会を持った。日本陸連の規定により、来年のロンドン五輪代表にも内定した室伏の向学心は、真央にとっても大きな刺激となる。
世界記録を持つユーリー・セディフ氏(56)=ロシア=からも祝福の電子メールが届き、「大舞台にピークを合わせる練習法は未開発な分野がある。今後の選手のためにも研究したい」。机に向かっても求道者となる。
(紙面から)
http://www.sanspo.com/sports/news/110831/spg1108310505004-n1.htm