「五輪内定 想定通り」…安藤・織田指導のモロゾフコーチ | 浅田真央さん&浅田舞さん 応援ブログ

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「五輪内定 想定通り」…
安藤・織田指導のモロゾフコーチ

$ゆうゆうのブログフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルでいずれも銀メダルを獲得し、バンクーバー五輪代表の内定を得た安藤美姫(トヨタ自動車)と織田信成(関大)はともに、ニコライ・モロゾフ・コーチの指導を受けている。見事に決まった戦略をコーチに聞いた。(聞き手・結城和香子)

 ――2人ともに五輪内定を決めた。

 「想定通りだ。織田はショートプログラム(SP)3位につけたが、SP首位の高橋大輔(関大大学院)はフリーでは完璧に滑れないとみていた。安藤は金妍児(韓国)と、特に(表現面を評価する)構成点でほぼ互角だったのが大きな収穫。金は総合力の高い選手だが、(技術点の勝負となれば)五輪という舞台では何が起こるか分からない」

 ――前回、トリノ五輪で安藤は惨敗、織田は出場を逃している。

 「フィギュアスケートの選手は、大別して三つの段階を経る。何も考えず、試合をただ楽しめる時期。怖さを知り、迷う時期。そして乗り越える術を身に着け、自分をコントロールできる時期。安藤も、指導してきた3シーズンの間に、大きな浮沈を経験した。それを乗り越え、真の意味で周囲への感謝を知ったことで、今はメンタル的に非常に安定している。織田は、(1年間の謹慎などの)逆境の経験を乗り越え、選手として強くなった。大切なのは、逆境に陥った選手の見方を変えてやることだ。心の変化を促さず、ただ練習を続けていても逆効果にしかならない」

 ――全日本に向けて。

 「内定を取る重圧のない場で、難易度の高いジャンプを試させる。安藤は、今回SPで急きょ回避した3―3回転を必ず入れたい。表現面でも、見る者の心に訴えるような一段高いレベルを求める。織田は4回転を、出来ればSPとフリー双方に入れる。練習ではきれいな4回転や、4―3―3回転ジャンプも跳べており、力は十分ある。難易度の高いジャンプも持つことを示しておけば、五輪にはより戦略的に臨めるからだ」

(2009年12月9日 読売新聞)
YOMIURI ONLINEさんより転載