今朝、元ソ連大統領のゴルバチョフ氏が亡くなったとのニュースが入りました。ロシアとウクライナという、かつて同じソ連だった国同士の戦争が続く中での逝去は、さぞ無念だった事でしょう。「冷戦の終結」という一つの時代の終焉の、象徴的な訃報でした。
そして本日、もう一つの時代の終焉を象徴する出来事がありました。「虎穴」こととらのあな各店の閉店です。仕事帰りに秋葉原に足を運んだのですが、虎穴秋葉原店前には、既に人だかりが出来上がっていました。私も、これが最後とばかりに入店しました。
壁面には、虎穴の広告イラストでお馴染みのむっく氏のイラストが一面に貼られていました。
しかし、これが最後だというのに、特に欲しい薄い本も無かったので、何も買わずに店を出るハメとなってしまいました(泣)。結局、先日の夏コミのカタログが、ここでの最後の買い物となってしまいました。実は、先週、所用のついでに千葉店にも寄ってきたのですが、やはりと言うか何と言うか、既にめぼしい物は残ってませんでした…。
その後、秋葉原のアチコチを見て回ったのですが、
ボークスの入っていたビルは、いまだに空きテナントのままで(コレがホントの「空き葉原」…って、シャレになって無ェーよッ!!)、
その上、駅前のGiGO4号館も、9/25を以て閉店するとの事です…寂しいなァーッ(泣)。
そして再び虎穴前へ。
閉店を惜しんで、先程よりも大勢の黒山の人だかりが出来上がっていて、パトカーまで出動する騒ぎとなってました。閉店時間の20:00を過ぎても、店内からはゾロゾロと客の列が。その模様を収めようと、スマホを手にした人達の姿が。
そして20:20頃、姿を収める事はできませんでしたが、店長らしき人が出てきて、「長年のご愛顧、誠にありがとうございました」と挨拶を行ない、拍手が起こった後、オレンジ色のシャッターが、
別れを惜しむかのように、
ゆっくりと降りて、
とらのあな秋葉原店は、その歴史に幕を下ろしたのでした…。
看板には、「また、いつの日か"秋葉原"で会いましょう!」と書かれていまして、このコロナ禍が収まって同人業界が再び活気を取り戻した暁には、再び実店舗を開くつもりなのでしょうが、果たしていつになるやら…。