日本航空のダグラスDC-8・350便が羽田空港沖で墜落して24人の乗客が亡くなってから、本日で40年となります。ホテルニュージャパン火災の翌日に起こった事もあり、東京消防庁やマスコミ各社は、相次ぐ惨事への対応に追われていたそうです。現在では、この3年後に起こった事故の陰に隠れてしまった感が強いですが、当時は大騒ぎでした。
事故原因は、当初は機体の老朽化が疑われていましたが、後に、機長が心身症を患っていて、着陸直前にエンジンを逆噴射させるという異常操作による物であると判明しました。当時、そのような精神を病んだ機長を勤務させていた事への批判が日航に対して相次いでいたのは言うまでもありません。
この時に副操縦士が叫んだ「キャプテン、やめて下さい!」という言葉や「逆噴射」「心身症」は、当時の流行語になりました。当時、この機長と同じ名字のヤツがクラスに居て「機長」とあだ名され、そいつが何かふざける度に「機長、お前、逆噴射だぞ!」と言われていたのが思い出されます。