はい、奈良市の読書の好きな行政書士、村林です。
しばらく面倒になってブログを放っておいたら
毎日予約更新しているつもりが
一日空いてました…
連続更新するって決めていたのに
早くも挫折です…
うう、自分に負けた![]()
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ということで、
なんで自分に負けたかというと
読みかけの本が意外におもしろかったから…
ではないのですが、
ご紹介しておきます。
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一路(上) (中公文庫)
691円
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一路(下) (中公文庫)
691円
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急に親に死なれた主人公の一路が
お役について何一つ知らないまま
ついでにいうと、お殿様の命を狙う悪い奴らがいることも知らずに、
右も左もわからんままに
参勤道中の御供頭として采配を振るう
という話ですが、やはり浅田さん
みせてくれます。
自分一人が一生懸命のつもりでも、陰で支えてくれる人
すっと手を差し伸べてくれる人、表立って助けてくれる人、
抗う人まで
そういった方々があって、はじめて自分自身の一生懸命が通じます。
参勤道中というすでに決まったゴールに向かって
様々な難所を乗り越えて
周りの人々に助けられて
自分も成長しながらお役目を果たしていく一路の姿が
なんだか人ごとに思えませんでした。
人は時に大きな波にのまれて自分でも思ってもいない方へ流されることがあります。
でも、その流された先で何を見つけて
どういきるか?
その生き方、一生懸命さも、
決して自分一人のものではないということを思い知らされた気がします。
私も昔をたどれば武家だそうで、
ずっと昔のご先祖様がお殿様に忠義を尽くし、
日々の役務に励まれていたのだと思うと、
今時代が変わって、再び、現代の士という職業に就いた自分も
人ごとではないなぁと思ったりしました。
特に歴史が好きでない方も楽しめると思いますので、
新幹線のおともに、お勧めします。

