無住法師著
『沙石集』より巻第九の七。
北条時頼の時代
主人に仕える女房が
些細なことで息子に腹を立て、
何かに躓いて更に腹を立て
いよいよ
その腹立ちを
息子にぶつけるのに主人に訴え
息子が私を打った
と言うので
主人は
女房の息子を呼んで問うてみたところ
息子は、相違ないと答えたので
主人は、その息子を島流し。
母は、そこまでの罰は酷すぎる、と思って
正直に
息子は私を打ってはいない
と告白。
主人は
女房の息子に
なぜ初めからありのままに言わなかったかと尋ねると
肯定すれば
母が嘘つき者ということになる
と母君をかばったことが分かったので
主人は
彼の
孝心を褒めて
領地を増やしてやった
というお話。
母は強し!
子供の将来を踏み倒す勢い?か
そんな母の元にも
子供は自分の道理で
生きて行く強さがあるんですね。
ここ現代。
同じですね。
アタマの中がワサワサしてるとき、
躓きやすいでセう。
ここ現代版~沙石集。
今から参拝に行きます!な勢いの時もあれば、いい空気を頂いて来ます!という時もあり。いいですね。
母は腹を立てず
息子くんに同情はせず、
息子くんに事を任せる。
息子くんを信じる。
母の過剰な気持ちに
本人が揺さぶられちゃう。
本人の良さ、強さ、賢さ、力!を信じる。
子供のほうは、
一度たりとも文句を言ったことはないのだそう。
落ち着いて、そう振り返れて良かったこと。
要するに母、、、?
目当ては何でしょう?☆
利己でなく、、、?
どう転じても、息子くんの人生のプラスになってくれる経験と信じて、母は視野を広く大きく!余裕のファイトで、、、いけたらいいですね。ひいては母の人生。
「○○○てくれたのにごめん」とラインを母様に打つ息子君。
私もゲンキンなので
きわどい状況に
「いいオーラを送っておいて頂けたら♪」
という有り難いお言葉に、気安く乗っていいものか、
普段は凡人ですもの。パワーの有るや無しや。
いつでも
チャージをかけて浄化させて頂きます☆
人それぞれ
胸が張り裂けんばかりの一大事。
それぞれに。
それでも引き籠らず
なんとか人間、
人の間で生かされたいものです。
(^^)人(^^)
