映画  『 画家モリゾ マネの描いた美女』 | 満天の星Lovelyのブログ

満天の星Lovelyのブログ

60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

                            映画見ました!
            『 画家モリゾ マネの描いた美女
                                                 名画に隠された秘密-   』


イメージ 1



イメージ 13     ブログのコメントでお勧め頂いたので、
     上映中に急いでエビスガーデンシネマ
     へ!!

  イメージ 14
 プログラム                      


             マネの描いた謎の美女は
    ”印象派の中心人物”だった―--。

       名画に隠され知られざる実話をもとに、
        時代に翻弄されたひとりの女性が、
        画家として印象派誕生の瞬間を迎えるまでを描く感動の物語
                                   (プログラムより)

イメージ 2
   監督: カロリーヌ・シャンプティエ
                     モリゾ: マリーヌ・デルテリム
                      マネ: マリック・ジディ
           
                  フランス・ブールージュの裕福な家庭で育ち、高貴な家の令嬢のたしなみの一つ
        として絵を習っていたエドマとベルトのモリゾ姉妹。

 イメージ 16     姉妹がルーブル美術館で模写をして
      いたとき、画家マネに出会う。  
             彼はすでに美術界では名を成してい
      たが、『草上の昼食』 や 『オランピア』
      が不道徳だとされ、マネの画は激しい
      スキンダルを巻き起こしていた。

           
                              イメージ 17                        
                                   ↑
   エドゥアール・マネ《草上の昼食》 
               《オランピア》        →    
          1868  オルセー美術館               


      エキセントリックな芸術家肌の赤毛の画家マネにモデルを依頼された妹のベルトは、彼の
    アトリエに通うことになった。 ベルトは、気まぐれで矛盾した性格のマネに混乱し心を引き
    裂かれながらも、マネの画風から多くを学び、印象派の誕生に大きくかかわっていく。 
       彼女は、実生活ではマネの弟ウジェーヌ・マネと結婚し睦まじく暮らした。さらに女性の視点
    から捉えた日常の家庭生活を描くことで、印象派の主要な画家の一人となっていった。

     映画は、ベルト・モリゾがマネの弟ウジェーヌ・ イメージ 15
   マネ にプロポーズされ、マネから届いたプレ
  ゼントを受け取るところで終わっている。
   
  それはスミレの花束が描かれた画
  11点のベルト・モリゾ肖像画を描いたマネで
  あったが、その後、ベルトをモデルに描くこと
  は二度となかった。

                   師弟か、友人か、恋愛関係か?

       女性は家庭に入るのが当たり前だった19世紀のフランスで、画家を目指すモリゾは
       どうやって才能を開花させ、画家として身を立てられたのか?
     
       なにより最大の謎は、今まで描かれることのなかったマネとの関係である。

       それを軸にして、彼のモデルでもあったベルト・モリゾが、「画家」として生きることに
       葛藤し、苦悩しながらも成功を掴み取っていこうとする画業初期の過程が、姉の選び
       取った人生と対比させてこの映画でリアルに描かれている。

       やがて一つの結論を出し、印象派画家としての成功という結末にたどり着いたベルト・
       モリゾ・・・19世紀において事も家庭も諦めることなく、家族を愛し、自分の才能を信
       じてたくましく生きていったベルト・モリゾの生き方は、 いつの世にも 「恋愛」 、「家庭」、
       「仕事」の問題に直面する女性にとって大いに考えさせられ、大いに参考になるものと
       思われた。 心の平安を得て生きるベルトに、共感を持つ女性も多いことと思う。


                       映画に登場する 《笛を吹く少年》

イメージ 3エドゥアール・マネ《笛を吹く少年》
 1866 油彩 161㎝×97㎝ 
モデルは近衛兵の鼓笛隊の少年らしい

イメージ 10
    モデルの少年が登場する映画のシーン。
   マネのアトリエに訪ねてきたモリゾ姉妹と少年が出会
    っている。 ベルト・モリゾが マネと出会うのは1868年
    だから、このシーンはフィクションかも、、。でも、映画
                           であるなら絶対に見たいシーンである。


映画に登場する ベルト・モリゾの肖像画 《 バルコニー 》

イメージ 18


 《 スミレの花束をつけたベルト・モリゾ 》
エドゥアール・マネ
  
    1872  油彩                    イメージ 11
     55㎝×38㎝
    オルセー美術館

イメージ 12





  慎ましく地味に描か
  れているスミレ



  <黒い帽子のベルト・
           モリゾ>

  のタイトルもある通り、
  この画における黒の
  存在感は圧倒的!





      帽子や洋服に使われている様々な色調の黒の他には、背景とモリゾの肌、
    帽子から出た茶色の髪、白いブラウス・・・そして最後は、強い視線の大き
    な瞳の、、やっぱり”黒”。

         情熱を秘めた黒い大きな瞳が、じっとこちらを見ている。 
    何事かを秘めているようなベルト・モリゾの強い意志と燃える情熱に、突き
    刺され、心を奪われそうである。

                再び            師弟か、友人か、恋愛関係か?  

             ベルト・モリゾは、確かに ” マネの芸術 ” に恋をした。
        マネは、、、きっと 恐らく こんな気持ちだったに違いない。

イメージ 19

                                  ラモーナ
                                  RAMONA
                                         作詩: L.W.GILBERT 訳詩: みずたに じゅん
                                         作曲: M.WAYNE
                               1996  Love Letters  B面


                  ラモーナ   思い出の鐘が
                  ラモーナ   恋の唄にとけ
                    ※ じっと君を
                       抱きしめた あの日
                       赤いバラが
                      髪にもつれていた

                                                                * ラモーナ また逢うときは
                                                                   ラモーナ 滝のけむるそば
                                                                  夜もすがら 恋を語ろう
                                                                  ラモーナ  くちづけを・・・・


                                                ※* くりかえし

                       夜もすがら 恋を語ろう
                       ラモーナ  くちづけを・・・・


                 ≪ 恵比寿ガーデンプレイス ≫

イメージ 9


















        JR恵比寿駅から<恵比寿ガーデンプレイス>の表示に沿って
        出てみると

イメージ 8



















            信号を渡ると、サッポロビヤステーション

イメージ 7



















            恵比寿三越  三越の後方左手にガーデンシネマがある


イメージ 6


















水も流れて、、大都会のオアシス、、、坂道のプロムナード

イメージ 5


















陽射しを避けて一息入れる、、、センター広場

イメージ 20


イメージ 4


















           ウェスティンホテル東京を背にして、シャトーレストラン
                   「ジョエル・ロブション」

イメージ 21

       サッポロビールの工場跡地が、20年前から別世界に生まれ変わっている。
       未だに高級ホテルやレストランにご縁はないが、これからもせめてビアホールや
         シネマなどで、大人の時間を楽しみたいものだ。

        
                  (  『 画家モリゾ マネの描いた美女 名画に隠された秘密』 をお勧め頂き
            有難うございました。 ご紹介が遅くなりました。)