お客さんに信用されないお店が
流行るはずがないのは解ってもらえると思います。
僕のブログを読んでくれている人の中で
お客さんと信頼関係を構築している人は
どれくらい居られるでしょうか？
長年一緒に働いているスタッフなら
既に信頼関係は構築されていますが
お客さんとの信頼関係は、なかなか難しいです。
信頼関係で最も大切なのは
店を信用してもらう前に
まずは、自分が信用してもらえる人であることです。
自分が信用されない人だとしたら
何を言っても、お客さんは信用してくれません！
「日本一のもつ鍋が食べられる店です」
という広告を出したところで
オープン当初のお店には信用がありません！
だから、信用して頂く為に
キッチリとした証拠を提示するんです！
その証拠がキッチリしていれば
お客さんは信頼してくれて来店してくれますから
次は、お店を信頼してもらう事に全力を注ぎます。
お店を信頼してくれたら
その後のリピートは必然になりますから
これさえ出来ていれば
お店は繁盛し続けけられるということになります。
繁盛店というのは
お客さんとの信頼関係が出来ている店のことなんです。
例えば、僕の店で
忘年会のコースの提案をしたとします。
お店のことを信頼してくれているお客さんは
何の不安もなく予約をしてくれますが
初めてのお客さんには、不安があります。
この不安という気持ちが
来店の障害になっているのですから
その為には、
信用してもらえるような証拠が必要です。
まんてんワークスの日本一のもつ鍋なら
日本一の通販サイト楽天市場で
ランキング１位、最強鍋決定戦で１位
という証拠がありますから、
その証拠を見たお客さんの不安は安心に変わります。
この、
不安が安心に変わることが
信用してもらったということなんです！
お店とお客さん
店長とスタッフ
政治家と国民
銀行と預金者
貸し手と借り手
どんな関係においても
この信頼関係が無ければ成り立ちません！
信用されないお店だから
お客さんが来なくて潰れるんです！
信用されない店長の店からは
スタッフは去っていきます！
国民に信用されていない政治家は
必ず次の選挙で落選します！
解りやすいでしょ！
信用出来るとは、
不安が安心に変わることですから
例えば
スタッフとの信頼関係を作りたいなら
スタッフは何を求めているのか？
ということが
手に取るように解っていないとダメなんです。
何かで困っているなら
その問題を解決してあげることで
スタッフはあなたを信用してくれます。
信用してくれたスタッフは
あなたを信頼してずっと働いてくれるんですね。
僕の店には
１０年以上も働いてくれているスタッフが居ますが
僕のことを信用してくれていると同時に
僕もスタッフのことを信用しています。
だから、
お互いの信頼関係が出来て
ずっと一緒に働き続けて居られるんです。
因みに、
信用とは、過去から現在のことで
信頼とは、現在から未来のことですから
過去の行動や実績を信用してくれるから
未来を信頼する、ということなんですね。
例えば・・・
実績を見て、この銀行が信用出来ると思うから
この銀行を信頼して預金を預けようと考えた！
という使い方が正しいのです。
だから
スタッフに信用してもらえる行動を
いつもしているから
スタッフは店長を信頼して働き続けてくれる
ということですね。
お客さんの場合は
ハッキリとした証拠を提示することが大切でしたが
これも、証拠という実績に対する評価です。
評価に値するから信用される！
ということです。
ちょっと
ややこしい話になってきたと思うでしょ・・・
でも、ここからは解りやすい話です。
例えば、
僕は、お弟子さんに対して
「トイレをキレイにしなさい！」
と言いますが
この、トイレをキレイにしている事が
お客さんから信用を得られるからなんです。
たかがトイレ掃除ですが
トイレ掃除ひとつが信用を失う事もあるんです。
お客さんは
いつもトイレがキレイだという実績を見ています
トイレがキレイだという実績を評価してくれています。
だから
きっとキッチンもキレイなんだろうな
きっと冷蔵庫の中もピカピカなんだろうな
って思ってくれるんです。
これが信頼関係の始まりです！
トイレ掃除だけでは無いですよ！
笑顔で接客することも
お客さんの信用を得ているんです。
料理を丁寧に提供することも
お客さんの信用を得るためです。
エアコンの温度設定を気にすることも
お客さんの信用を得られるんです。
そういう日常の行動が実績となって
お客さんから信用してもらえるから
未来を信頼してもらえて
また次に来店してくれるんです。
ビジネスにおいて
マーケティングは大切です！
マーケティングを使えば
お客さんは簡単に増やせます！
でも、その前に
お店作りがちゃんと出来ていないと
せっかく来店してくれたお客さんから信用を失います。
こうして信用を失ったお店は
焦ってマーケティングテクニックを使って
どんどんお客さんを集めてしまいます。
そして
どんどん信用を失って
やがて、お客さんは来なくなってしまいます。
これが、
物事の本質を理解しましょう！
という話の基本です。