マーケティングを学ぶ~⑤「14日間お試しください」の本当の意味とは?パート3 | マーケティングコンサルタント上西のブログ

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「まずは14日間お試しください!」

この14日間は、どうして14日間なのか?

 

についての答えは

①効果が出るのが14日間だから

②マーケティングのサンクコストを利用している

③15日目から有料に誘導する為の手法

でした。

 

今日は

③15日目から有料に誘導する為の手法

についてです。

 

 

 

解りやすい例で言えば

初回に限り、1か月分2980円のところ500円!

などの売り文句で

お得ですよ!と購入を煽って

そのまま2回目の購入にもっていく手法があります。

 

 

「初回だけ、500円でいいですよ」

「2回目からは通常価格の2980円です」

という意味なのでしょうが

買い手にすれば

「1回だけ買うつもりだったのに・・・」

勝手に2回目の商品を買わされたという人も居ます。

 

 

アマゾンのプライム会員でも

「今なら無料でお試し頂けます」

という文句でお試しを薦めます。

そのまま、

プライム会員をやめる!という手続きをせずに

そまま何日かが過ぎれば正式なプライム会員として

年間の会費を支払う義務が発生します。

 

 

アマゾンプライムに関しては

僕も入っていますが

年間3900円はそんなに高いとは感じません!

むしろ安いのではないでしょうか。

 

送料が無料になったり

プライム会員が無料で見られるビデオがあったりと

その他にもサービスは充実していますからね。

 

 

 

多くの通販で問題になっているのは

買い手が解約の手続きを忘れていたり

初回だけ、と勘違いしていたとしても

翌月には支払いの義務が生じる点です。

 

 

仮に、初回の500円を

クレジットカードで支払っていたとしたら

「知らないうちに2回目もカードで支払っていた」

と、支払ってから気づく人も多いでしょう。

 

 

初回お試し14日間!という売り方でも

初回無料の申し込みをした時点で

実は、定期購入の契約をしていた、

というトラプルが多く発生しています。

 

 

買い手が

初回のお試しだけのつもりだったとしても

申し込みの時点で、

どこかに定期購入という文字が入っていたとしたら

定期購入の申し込みをしたのと同じですから

15日目には有料の商品が届くことになってしまいます。

 

 

契約としては正しいのかもしれませんが

買い手に対して十分な説明がされていない場合は

「騙された!」「損した!」と思うでしょうから

そういう売り方が良くないのはお分かりだと思います。

 

 

 

いかがてしたか?

 

 

14日間お試し!という売り方で

最もマーケティング的なのは、サンクコストを利用した売り方です。

 

この売り方の中で

マーケティングの良い点を上げるとすれば

お客さんが自分の意思で継続しようと決めた!

という点です。

 

営業マンがしつこく売り込んだのではなく

お客さんが自分から買ったことが大切なポイントです。