個人飲食店のブログ講座~チェーン店と戦う個人店に必要なこととは? | マーケティングコンサルタント上西のブログ

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個人店は
「流行っているお店」「流行らないお店」
の二つに分かれます。


流行っているお店の理由から考えると
「立地で流行っているお店」
「立地ではなく流行っているお店」

の二つに分けることが出来ます。

そして
流行らないお店の理由はたった一つ!
チェーン店の真似をしているからです!
この理由は後で説明していますから
しっかり覚えておいてください。

ここに気付いた人は
コンサルティングを受けると結果が出るのが早いです。



そもそも、僕たち個人店というのは
チェーン店とは作戦が違います!



チェーン店の作戦は
ニーズのある場所に出店して
そこそこの料理やサービスを
そこそこの値段で提供することです。


それに比べて
個人店の作戦とは
立地に関係なく、わざわざ来店してもらえる
ピカイチの料理やサービスを提供することです。

つまり、個人店には
「こだわり」が無いとダメだということです!


ただ、
どこの店でも言っている「こだわり」では
お客さんには何も通じません!

その原因は・・・
もともと
「こだわり」について語っていたのは
実は個人店だったんです。


グルメ番組などが流行り出した頃
個人店の紹介をする時に
『このお店は地元の野菜にこだわっています』
などと、
必ずその店の「こだわり」の部分を紹介することで
視聴率が上がる事をテレビ業界は知っていたんです。

それを知ったチェーン店は
それぞれの「こだわり」を真似するようになりました。

そうなると
時代の流れと共に
「こだわり」が「こだわり」では無くなってきたんです。


ある個人店が
『紀州備長炭で焼くやきとりです』
と言えば
チェーン店はこぞって
『備長炭を使用しています』と言い出しました。


『地産地消の料理を提供しています』

と言えば
『地元の野菜を使っています』と言い出しました。



野菜なんて、産地がブランドですから
お米なら『魚沼産のコシヒカリ』
と言えば、お客さんが反応するのを
チェーン店が知ってしまったんです。

野菜だけじゃないですよ
魚だって、
『高知産のカツオ』、『関サバ』と言えば
お客さんは
美味しいというのテレビで見てを知っているから
チェーン店はそれを作戦にし始めたんです。


賢いといえば賢いやり方です
それが正しいと僕も思います。


ここまで理解してもらえましたか?

ちょっとややこしい人は
もう一度最初からじっくり読んでみてください。


理解してもらえたとして先に進めます。


個人店が「こだわり」の発祥だったのに
チェーン店が真似をして
「こだわり」を言い出したのが今の状態です。

だから、今更 個人店が
チェーン店の言っている「こだわり」を真似しても
お客さんには響かないという事を解ってください!

流行っていないお店は
それをやってしまっているんです。


大手チェーン店の「○貴族」は
業界では珍しく、
とことん「こだわって」いることがありますが
あなたは知っていますか?

なんと、あの安さで
【メニューの全てが国産】にこだわっているんです。

お客さん単価から考えても
個人店が戦える値段ではないでしょ?

それでも、そこにこだわっているから
2016年は業界ナンバーワンになっています。


そんなお店と戦えますか?


戦えないです
というよりも、戦ってはダメなんです。

あの値段と戦うには
大量仕入れが不可欠ですから
個人店には到底無理な話です
仕入れの時点で差がついてしまいますからね。


じゃあ、
個人店はどうすればいいのか?
という話が聞きたくなりますよね。

それが
個人店に必要なのは
【想い】と【テクニック】という話になります。