2013年の暮れに起きた凄惨な事件。

大手外食チェーン「餃子の王将」の大東隆行社長(当時)が早朝に会社前で銃撃され殺害されたのである。


発生当時よりこの事件は、その凄惨さゆえにセンセーショナルに報道されてきたが、事件から9年が経とうとする昨今ではさすがに忘れ去られつつあった。


しかし、今日になって暴力団関係者の男が元社長に対する殺人容疑で逮捕され、事件はふたたび大々的に報道されるようになったのである。


誰もが事件は迷宮入りしたと思い込んでいたが、故人の無念を晴らすべく、京都府警の捜査関係者の執念の捜査が実を結んだ形となった。


逮捕された男は、別の罪で刑務所に服役中であり、本日正式に逮捕されたことにより、九州から京都へと現在移送中とのことである。


社長はその日、いつものように誰よりも早く出社して日課となっている本社前の掃除をしようとしていたようだ。


その事を知っていた容疑者が待ち伏せして社長を狙撃したようだ。発射された4発の銃弾はすべて社長の急所に命中していたことから、プロによる犯行が疑われていたのである。


京都府警は今後、元社長と容疑者との接点を洗い出し、事件の背景にある人間関係を炙り出すことに執念を燃やすことになるだろう。


日本において銃器を用いた犯罪はそれほど多くはない。銃刀法により許可なく所持しているだけで罪に問われる事になるからだ。


それゆえ、銃社会と呼ばれる米国と比べると一般市民の銃器への警戒心はそれほど強くはないだろう。


とはいえ、戦後の事件史を紐解けば、世を震撼させた兇悪事件の多くは銃器を用いた事件であったことに気がつく。


本件もまた世間に与えた衝撃や恐怖は相当なものであった。

現場主義を貫徹し、餃子の王将を皆に愛される店にするめに粉骨砕身の努力をされてきた大東社長がなぜ殺害させなければならなかったのか。


時間の経過による事件の風化を阻止するためにも、全容解明が急がれる。