台風19号の襲来に備えて、多くの人がホームセンターやガソリンスタンドに殺到している。

ガソリンは仕事帰りに入れておこうと思って、いつも利用しているスタンドに行ってみたら、車が大行列で並んでいて列がトグロを巻いているような感じだった。

これほどの大渋滞は、東日本大地震直後のガソリン不足だった時以来の事のように思えた。

結局、ガソリンは入れずに帰る事にしたが、台風による停電に備えて乾電池だけ買っておこうと思い立ち、コンビニに寄ってみた。

こちらはパンが陳列してある棚に、商品が何もない状態で、当座の食料にと多くの客がパンを大量に買って帰ったものと思われる。

私の部屋にあるラジオはなかなか立派な代物で、録音機能が付いているのだが、やたらと幅を取るので、いつのまにか放ったらかしにされて、埃をかぶり、今や無用の長物に成り下がっているのだ。

このラジオには単二の乾電池が6つも必要なのだ。

まさに電気仕掛けの殿様みたいな存在なのだ。

それにしても単二の乾電池なんて生まれてこのかた、ほとんど買った経験がない。

テレビのリモコンなどに使われる単三や単四は結構買うけれど、単二は微妙な規格だけにほとんど取り扱った経験がないのである。

ともあれ、我が部屋の殿様も、停電になればきっと役に立ってくれるはず。

尻の穴に坐薬を押し込むように、タテ長の電池スペースに一個一個単二電池を入れていく。

これで準備万端。後は野となれ山となれだ。