妖孽(ようげつ)とは、怪異なる厄災のことであり、今まさに日本列島に接近している台風こそ、妖孽そのものであると言える。


昭和33年に甚大な被害を出した狩野川台風の再来とまで言われている今回の台風の猛威は、あのNASAですら史上最大級とお墨付きを与えたのだから真に迫ってくるものがある。


ともあれ、台風本体はまだ海上にあり、台風によってもたらされた連続的な線状降水帯が次々と関東上空を通り過ぎて、瀑布のような雨風を朝からずっと吹き付けているのである。


終わりなき恐怖の連続と、迫り来る未知なる危険とが混在し、闇の時間がゆっくりと流れていくように感じられる。


閉ざされた心と迅る恐怖とにただじっと耐えなければならないというのは、一種の拷問と言っても良いかもしれぬ。


千変万化する魑魅魍魎は、鬼雨と烈風、さらに大海嘯をもって凡ゆる者を恐怖で支配しながら、ゆっくりゆっくりと上陸してくるだろう。


この台風の名前はハギビス。ハギビスとは、タガログ語で「すばやい」という意味。しかし、名前と裏腹にとても鈍重で歩みが遅く、それ故に今後も多くの被害が出ることが予想されている。



百の情報、千の知恵を持ってしても対抗し得ない圧倒的な破壊力がこの台風にはある。

科学技術が出来ることは測定して数値化する事だけだ。


生きる上で最終的に重要なのは運である。

運が無ければどうしても乗り越えられないものもある。


とにかく信じる事。

生きようとする気持ちをもつこと。

日付が変わる頃には、関東を通る抜けるのだから、とにかく奮起して、耐え忍んで乗り越えて行くしかない!