霞ヶ浦の湖畔で行方バーガー

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土曜の昼間。ついこの間まで30度近い気温だったのに、梅雨前線の影響でぐっと気温が下がりました。

茨城県行方市の霞ヶ浦は、湖を渡る冷たい風のせいで更に寒く感じられ、体感気温は10度前後くらいに思えました。

鉛色の空と鉛色の湖面が寒々とした雰囲気を与えていましたが、さすが日本で二番目に大きな湖だけあって車から湖が見え始めた時は真っ先に海かと勘違いしました。


行方市にある「道の駅たまつくり」は、霞ヶ浦大橋の袂にあり、かつてこの橋が有料道路だった頃は茨城県道路公社の建物があった場所である。



霞ヶ浦周辺はその豊かな自然環境により多くの生物資源を育んでいる。
中でも魚類などの水産資源は豊富であり、霞ヶ浦で漁れる淡水魚をどのようにPRするかは周辺自治体の腕の見せ所でもある。

霞ヶ浦(西浦)の東側に位置する行方市。
行方と書いて(なめがた)と読ませるが、初めての人はなかなか読めないだろう。

そこで有名なのが行方バーガーである。
ハンバーガーのパテに淡水魚を用いるという大胆な発想で初登場した2005年以来、人気メニューとなっている。


今回は一番オーソドックスな「なめパックン」と「こいパックン」を頂くことにした。



「なめパックン」は、パテにナマズの魚肉が用いられている。霞ヶ浦で養殖されたアメリカナマズのカマ肉が大胆に使われており、白身の魚肉ながら歯ごたえがあって鶏肉を食べているような食感である。

ナマズと聞いて生臭さを気になさるかもしれないが、臭みは全く無かった。
パテには茨城県産の蓮根や玉ねぎも練りこんである。
ソースは特製のトマトチリソースとタルタルソースがかけられていて、酸味のあるチリソースと濃厚なタルタルソースが食欲を増進させてくれた。


続いて「こいパックン」を食べてみた。
名前の通り鯉のカマ肉を使っていて、素揚げにした鯉肉に甘酢のソースがかかっている。
地元特産のわさび菜、水菜、玉ねぎが挟まっていて、シャキシャキとした水々しい食感と、食べ応えのある鯉の唐揚げが何とも絶妙。
鯉肉は生臭くないし、骨っぽくもないので丸かじりできる代物。

こちらの鯉も霞ヶ浦で上がったものらしい。


もともと外来種として霞ヶ浦に持ち込まれたアメリカナマズが増えすぎたことを受けて、ナマズを食用として売り出せないかと、地元商工会が考えに考えて出来たのが行方バーガーだったそうである。

また、どうしても川魚には抵抗があるという人には豚肉やカモ肉を使ったメニューもあるので、そちらをどうぞ。

味にも色々な工夫が凝らされていて週末には一日150個も売れる人気メニューとなっている。
近くの展示用の水槽にはナマズとフナが仲良く泳いでいた。

これからも豊かな水産資源を生かした取り組みに期待していきたい。