天下無敵をめざす生き方/内田 樹 26210 | 年間365冊×今年22年目 武道場主 兼 投資会社・コンサル会社   オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

天下無敵をめざす生き方/内田 樹 26210

 

★★★★★

武道に縁がない、興味がない中高生向けの

武道論、武道エッセイ。

武道家が読んでも興味深い。

 

 居着きは武道の最大の禁忌です。

 居着いたら終わりです。

 居着きとは、具体的には足裏が地面に貼りついて

 身動きできない状態を指す言葉ですけれども、

 もう少し広義にとれば、行動の選択肢が限定されている状態、

 同一の動作を反復することもそうです。

 

グロービス経営大学院やグロービスマネジメントスクールで

「居着き」の話はよくするのだが、

この広義の居着きはなるほどその通りだと思った。

早速つかわせて頂く。

 

 師が説くことは初心者のうちはほとんどわかりません。

 でも、それは師匠が弟子の理解を

 はるかに超えるほど偉大だからであるので、

 「わからない」ことを弟子がストレスに感じる必要はないんです。

 
ここはとても面白い。
私の場合は「師とのとてつもないギャップ」がストレスであり
悔しくて稽古に励んできたが、今になると少しわかる氣がする。

 

 本の中でも何度も書いていますが、

 修行は「他人との相対的優劣を競わず、

 師に就いて、ひたすら自己陶冶に励むこと」です。

 競争もないし、試験もないし、

 格付けも査定も評価もありません。

 比較する対象があるとすれば「昨日の自分」だけです。

 

ここもとても良い。

グロービスにもやたらと他人様と自分を比較して

落ち込む方がいるが、発奮の材料にして頂くのは良いけれど

それほど氣にすることはない。

昨日の自分との比較、でどれだけ自分が成長できたか、

を問うべきだ。