正欲/朝井リョウ 26149 | 年間365冊×今年22年目 武道場主 兼 投資会社・コンサル会社   オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

正欲/朝井リョウ 26149

 

★★★★★

先日の

イン・ザ・メガチャーチ/朝井リョウ 26135

で朝井リョウワールドに引き込まれた様だ。

二冊目はこの「正欲」

 

「正欲」?「性欲」ではないのか。。

ありそうで無い言葉。

なんだ正しい欲って?

と読み始めるが、止まらない。

 

森村誠一さんのサスペンス的?に

複数の登場人物が登場しそれぞれの物語が展開する。

森村誠一さんほど「どうやってこの複数の伏線が最後に交わるのか?」

が最後まで秘められるわけではなく、

途中から絡みながら進んでいく。

 

個人的にはLGBTQでさえ「・・・」となってしまうが、

人間の性欲はもっともっと多様であるらしい。

異性や人間に向けた性欲だけが「正欲」なのか?

何が「正常」で何が「異常」なのか?

どこまでの「異常」は許されるのか?

という答えのなさそうな問いが問いかけられつつ、

自分には異星人とも思える遠い存在の登場人物たちに

それなりに感情移入もできるのが

朝井リョウさんの作品の凄いところ。

 

 世の中には、人間が想像できないことのほうが圧倒的に多いのにね

 

の一言は重い。

 

今年2026年の秋には映画化もされるようだ。

稲垣吾郎さん新垣結衣さんが主人公。。

ちょっと違う氣もするが、ハマっているような氣もする。

それが映画の作り手の手口と分かりつつも観てみたい。

 

 

イン・ザ・メガチャーチ/朝井リョウ 26135