
人文知は武器になる/山口周 深井龍之介 26129

★★★★★
山口周さんの新刊。
コンテキスト・リーダーシップ 「最高の上司」と「最悪の上司」は文脈で決まる/山口周 26117
と一緒に購入済であった。こちらは深井龍之介さんとの共著。
山口 ところが、いままさに技術革新が起きています。
A Iの費用が安くなり、与えられた問題を解決するコストが下がると、
その能力は過剰供給されるので、
過去の歴史のパターンから考えると、価値が下がるはずなんです。
ここまでは山口周さんが他でも繰り返してきたところ。
故堺屋太一先生が説いていた「優しい情知」だ。
過去の歴史から見て、過剰供給されると何が起こるかというと、
ボトルネックが隣の工程に移動します。第一次産業革命のときに、
イギリスで織機と紡績機に蒸気機関を組み合わせて、
糸と布の生産量が飛躍的に上がりました。
でも布製品の製造工程全体を考えると、
一つの工程だけスループット(処理能力)が上がっても、
その前後の工程が目詰まりしたままでは、
全体のアウトプット(生産量)は増えないんですよね。
だからその前工程や後工程にボトルネックが移動するということが、
たびたび起きてきた。
そのボトルネックを解消しようとするところに、
イノベーションやビジネスチャンスが生まれてきたんですね。
グロービス経営大学院で学んだ
「オペレーション戦略」や
を思い出すところ。
そう考えると、正解を出す能力が上がったいま、
ボトルネックとなっているのは、次の二つの能力です。
「おもしろい問いを立てる」能力「出した解を実行する」能力
しかし、みんな意識せずに、
相変わらず正解を出せる人を求めています。
これも最近の山口周さんがよく仰っているところ。
これまでは「問いを立てる」は「おもしろい」だったかな?
本書で「おもしろく」感じたのは深井龍之介さんもさることながら
山口周さんの電通新人時代のダメっぷり。
私もかなりひどかったと思うが、完敗(笑)。
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