最後の停戦論 ウクライナとロシアを躍らせた黒幕の正体/鈴木宗男 佐藤優 26059 | 年間365冊×今年22年目 武道場主 兼 投資会社・コンサル会社   オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

最後の停戦論 ウクライナとロシアを躍らせた黒幕の正体/鈴木宗男 佐藤優 26059

 

★★★★★

先日で4年目に突入したウクライナとロシア。

泥沼化して先が見えない。

2023年8月に出版された鈴木宗男さんと佐藤優さんの対談本を読む。

 

ここが実に痛い。

 

 鈴木  そういえば、ブラジルのルラ大統領が今年4月の訪中の際に、

 「なぜすべての国はドルで決済をしないといけないのか」と発言しましたよね。

 こういうことからもアメリカへの忖度がなくなってきている氣はしますね。

 

 佐藤  その通りです。

 ブラジルに対してもアメリカの影響力が及ばなくなっています。

 ところが、アメリカの力が弱くなっているがゆえに、

 アメリカは同盟国、その中でも潜在的な軍事力をまだ使えていなかった

 同盟国、具体的に言えば、ドイツと日本に対する締め付けを

 厳しくしてきています。

 この状況をわかりやすく言うなら、

 広域暴力団にたとえてみればいいと思います。

 その組織のシマ(縄張り)が減った分を

 直参(盃を交わした下部組織)に対する上納金を増やして補塡をする。

 あるいは本部当番などの役目を課したりする。

 西側陣営がウクライナへ送る資金や兵器を

 日本やドイツに供出させているのは、まさにこの構図だと思います。

 

佐藤優さん、相変わらずメタファーが絶妙。