先生、どうか皆の前でほめないで下さい―いい子症候群の若者たち/金間大介 24074 | 年間365冊×今年22年目 武道場主 兼 投資会社・コンサル会社   オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

先生、どうか皆の前でほめないで下さい―いい子症候群の若者たち/金間大介 24074

 

★★★★★

かなりショッキングな本。

こんな本に出合えるから読書は楽しい。

 

ここ1年くらい、20代前半の方が多く含む企業研修講師のお仕事を

グロービスさんから何回も頂戴している。

そこでかなりの違和感を覚え、

そのヒントを求めている。

この本には多くのことを学ばせてもらった。

 

各章の章立てだけを見ても

団塊ジュニアのおじさんは愕然とする。

 

 第1章 先生、どうか皆の前でほめないで下さい

     --目立ちたくない若者たち
 第2章 成功した人もしない人も平等にして下さい

    --理想はどんな時でも均等分配
 第3章 自分の提案が採用されるのが怖いです

    --自分で決められない若者たち
 第4章 浮いたらどうしようといつも考えてます

    --保険に保険をかける人間関係
 第5章 就職活動でも発揮されるいい子症候群

    --ひたすら安定を求めて
 第6章 頼まれたら全然やるんですけどね-

    -社会貢献へのゆがんだ憧れ
 第7章 自分にはそんな能力はないので

    --どこまでも自分に自信のない若者たち
 第8章 指示を待ってただけなんですけど

    --若者たちの間に広がる学歴社会志向とコネ志向
 第9章 他人の足を引っ張る日本人

    --若者たちが育った社会
 第10章 いい子症候群の若者たちへ

    --環境を変える、自分を変える

 

「いい子症候群」なるほどぉ~。

もちろんZ世代や20代の若者が全員こうなわけではなく、

恐らくグロービス経営大学院にいらっしゃる若者は全く違う人種だが

「受講マスト」の企業研修だと

このマスである「いい子症候群」に当たるのだろうなぁ。

 

大学院でも企業研修でも

「はーい、一人三回以上手を挙げて発言してね。

 発言されない方にはコールドコールで当てますよ~」

とデフォルトで申し上げるがこれは

「いい子症候群」には拷問に思うらしい(苦笑)。

あと、ご発言にはかならずポジティブな

フィードバックを心がけているが

これも「いい子症候群」には嫌なのかな??

 

面白い、と思うのがこの「いい子症候群」と同世代であるハズの長女。

当てはまるなぁと思うものもあれば全く違うなぁ、

というところもあり、やはり世代だけで語るのは無理があるのだろう。

あくまでも一つの参考に、だね。