
先生、どうか皆の前でほめないで下さい―いい子症候群の若者たち/金間大介 24074

★★★★★
かなりショッキングな本。
こんな本に出合えるから読書は楽しい。
ここ1年くらい、20代前半の方が多く含む企業研修講師のお仕事を
グロービスさんから何回も頂戴している。
そこでかなりの違和感を覚え、
そのヒントを求めている。
この本には多くのことを学ばせてもらった。
各章の章立てだけを見ても
団塊ジュニアのおじさんは愕然とする。
第1章 先生、どうか皆の前でほめないで下さい
--目立ちたくない若者たち
第2章 成功した人もしない人も平等にして下さい
--理想はどんな時でも均等分配
第3章 自分の提案が採用されるのが怖いです
--自分で決められない若者たち
第4章 浮いたらどうしようといつも考えてます
--保険に保険をかける人間関係
第5章 就職活動でも発揮されるいい子症候群
--ひたすら安定を求めて
第6章 頼まれたら全然やるんですけどね-
-社会貢献へのゆがんだ憧れ
第7章 自分にはそんな能力はないので
--どこまでも自分に自信のない若者たち
第8章 指示を待ってただけなんですけど
--若者たちの間に広がる学歴社会志向とコネ志向
第9章 他人の足を引っ張る日本人
--若者たちが育った社会
第10章 いい子症候群の若者たちへ
--環境を変える、自分を変える
「いい子症候群」なるほどぉ~。
もちろんZ世代や20代の若者が全員こうなわけではなく、
恐らくグロービス経営大学院にいらっしゃる若者は全く違う人種だが
「受講マスト」の企業研修だと
このマスである「いい子症候群」に当たるのだろうなぁ。
大学院でも企業研修でも
「はーい、一人三回以上手を挙げて発言してね。
発言されない方にはコールドコールで当てますよ~」
とデフォルトで申し上げるがこれは
「いい子症候群」には拷問に思うらしい(苦笑)。
あと、ご発言にはかならずポジティブな
フィードバックを心がけているが
これも「いい子症候群」には嫌なのかな??
面白い、と思うのがこの「いい子症候群」と同世代であるハズの長女。
当てはまるなぁと思うものもあれば全く違うなぁ、
というところもあり、やはり世代だけで語るのは無理があるのだろう。
あくまでも一つの参考に、だね。