非上場会社の少数株主をテーマにした本書。
私や身内がいくつかの非上場会社で
かつ上場の見込みなども無い少数株主なので、
かなり身近な話である。
配当などのメリットがあるわけではないにもかかわらず
万一相続の時には莫大な評価、相続税のリスクがあり、
また売るにも売れない、という少数株主にはデメリットばかりの
この仕組みに義憤を感じた資産家といつもの大木弁護士が立ち上がる、
というお話。
最後に少数株主の持ち株の買取請求権を認める法が成立!
とあったので「え??」と思い調べたが、まだ小説の中だけの話らしい。
ただ、買い取り請求を支援する弁護士先生は
ググってみるといるみたい。
牛島信先生の本、企業法律小説、と言いつつも
最近の本は「青年の主張」ならぬ「ベテラン弁護士先生の主張」
ぽくなってきたような。。。