電力自由化という壮大な詐欺-誰が規制緩和を望んだか/シャロン・ビーダー 10332
- 電力自由化という壮大な詐欺-誰が規制緩和を望んだか/シャロン・ビーダー
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★★★★☆
日本の電力業界のことを知りたくて。
著者名が日本人ではないため、
あまり参考にならないかもなぁ、
という心配が当たり、前半部分は退屈で仕方がない↓。
途中で止めようか、とも思ったが、
読む本が手元にこの本しかなかったので仕方なく読み続ける。
だが、エンロンのあたりから急に面白くなる。
エンロンはグロービス経営大学院の講義でも度々出てきた社名だ。
膨大な不良資産を簿外にすることにより、
財務諸表を「作った」会社。
確かに末路はあまりにも経営陣の強欲に食い尽くされた
ヒドイ会社になってしまったが、
「電力をはじめとした様々な取引行う」というビジネスモデルそのものは
実に面白いと思う。
あと、日本の電力業界の概略が最後の最後の数ページに有り、
ここは大変参考になった。
この箇所はコピーして度々読み返そうと思った。