不動産は値下がりする!―「見極める目」が求められる時代/江副 浩正 10277 | 年間365冊×今年20年目 合氣道場主 兼 投資会社・コンサル会社 オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

不動産は値下がりする!―「見極める目」が求められる時代/江副 浩正 10277

不動産は値下がりする!―「見極める目」が求められる時代/江副 浩正

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★★★★☆


不動産投資の本を書いているうちに、

不動産業界の総論の本を読みたくなった。


そういえば、この本は良かったな、

という記憶を頼りに、再読。


江副さんの経営者としての分析センスと、

不動産への愛と複雑な思いが入り混じった、

なかなか読み応えのある新書。


不動産が今後どうなるか?

と言うことに関しての江副さんの回答は

「日本全体は下落していく。

 都心の選ばれた一等地は上昇することも」

ということだ。


世帯数を大きく上回る既存の住宅ストックがあり、

世帯数はしばらくは増えるものの日本人の人口も頭打ち。

良いか悪いかは別にして移民を受け入れることもなさそう。

円高も納まる事を知らないので外資も買いに入りくい。

となると、不動産の買い手不在はしばらく続きそうだな。。。


そんな中、賃貸用不動産を新しく買う、

ということはどういうことなのだろうか。

「それでも選べば良い物件を手に入れられる」のか。

「この長期的なトレンドには、長い目でみれば誰も勝てない」のか。

難しいところだね。