なぜ彼女はこの店で買ってしまうのか/藤村 正宏 05331
相変わらず藤村正宏さんの本は素晴らしい。
今回も目から鱗モノ。
「藤村流「感動」で売れ!「体験」で売れ! 」 ★★★★★
「2時間でわかる!「ニーズ」を聞くな!「体験」を売れ!」 ★★★★☆
「これ、知ってました?集客に、お金はかからないのです。」 ★★★★★
「モノ」を売るな!「体験」を売れ!」
★★★★★
「「劇的(ドラマティック)」に「色」で売れ!」
★★★★☆
「せまく」売れ!「高く」売れ!「価値」で売れ!」 ★★★★★
毎回引用だらけになってしまうが、今回も止むを得まい。
最近、「ロジカルシンキング」が流行ってます。
そういう本などを見るたびに、本当にそれがいいのかな、とおもってしまう。
こういう時代だからこそ、「論理的に考えない」ほうがいいんですね。
だってそうでしょ。
売れているモノや、売れているサービスは、
論理的に考えて生まれたわけではないのです。
人がモノを買ったり消費したりするっていうことは
論理的に行っているのではないからです。
「ロジカルシンキング(クリティカルシンキング)」は
かなりコン詰めて勉強した が、
新しいサービスを考える時は確かに邪魔なものかもしれない。
でも、大きな組織を動かすためには、ロジカルに考えられないと
説得することはできない。
「直感」をそのまま口にしただけでは何も変わらない。
でもやはり大事なのは「右脳」や「直感」だと思う。
スタートは「直感」なのです。
その後「論理的」に検証してみる。
それが逆になると、今の時代は生きていけないのです。
なるほど。両方使えても「順番」が間違っちゃうとダメなんだな。
「コトバの領収書」のすごい威力!
お客様との関係を築く上で、
「他の会社とは違うな」
とお客様が思ってくれるのは、非常に重要なポイントですよね。
特に初めて商談に出向いた先でそう思われるのは、
想像以上に大事なことです。
恋愛においてもビジネスにおいても、第一印象というのは
結構忘れないものですから。
<中略>
初めて営業などでお客様を訪問した際、この第一印象の
価値を絶対的に深くするツールをご紹介しましょう。
先日出会ったモノなのですが、本当にこれはすごかった!
「コトバの領収書」
これは強力なツールだと思いましたね・
これを見せてくれた人は、プレジデンツ・データ・バンク株式会社 の
高橋社長 という方のですが、天才的な営業マンですよ、この人。
<中略>
形状は普通の領収書と同じ、カーボン複写式の良くある形です。
その領収書の左上には「コトバの領収書」と書いてあります。
そしてそれにつづけてこんなことが記されています。
「本日は右の通り有意義なお話を聞かせて頂きました。
心の資産として大切に活用させて戴きます」
その下には日付と時間と場所を書く欄があります。
<中略>
はじめて商談に行った先で、相手の言った事で印象に残った
コトバをこれに記し、その相手に差し上げるというものなのです。
<中略>
その領収書の裏には「コトバの領収書をお受け取りになられた方へ」
というコメントが印刷されています。
これがかなり素晴らしい。全文引用します。
本日は有益なお言葉をいただきまして誠にありがとうございます。
言葉は言霊ともいわれるように、
人生に大きな影響を与えるほどの力をもっております。
この「コトバの領収書」は、そんな有り難い御言葉を、
いただいたままにしないために活用しております。
貴方様から頂戴いたしましたお言葉は「心の資産」として
大切に活用させていただきます。
かなり面白い発明でしょ。
これはすごい。
確かに「第一印象」「インパクト」はとても重要だと思っているし、
工夫をしているつもりだが、こんなツールを考え出した人がいるとは。
こんな人がいたら絶対に忘れられないだろう。
この高橋さん、本当にすごい人だな、と思ったのは
この続きのところ。
毎日朝礼で、その日の「電話の枕ことば」を決めるのです。
そしてその日は、必ずその枕ことばを言ってから会社名を言う、
ということをやったそうです。
たとえばこんなふうに
・今日も元気な、アクロスザユニバースでございます。
・世界に羽ばたく、アクロスザユニバースでございます。
・時空を超える作品を目指して、アクロスザユニバースでございます。
・夢を形に、アクロスザユニバースでございます。
・総合映像企画制作の、アクロスザユニバースでございます。
・自信があります、アクロスザユニバースでございます。
などなど。面白いでしょ。
毎日変わるということが、口コミされて話題になったそうです。
そのうちマニアのように毎日チェックするお客様がいて
「今日は4日前とちょっと似ているね」などという人が出てきたりして
かなり面白い展開となった。
これはとても良い。こんな簡単な方法なのに
効果絶大なんだろうな。
当社のような「重厚長大」企業でやれたら、本当に面白いのに。
