なぜ彼女はこの店で買ってしまうのか/藤村 正宏 05331 | 年間365冊×今年22年目 武道場主 兼 投資会社・コンサル会社   オーナー社長 兼 グロービス経営大学院准教授による読書日記

なぜ彼女はこの店で買ってしまうのか/藤村 正宏 05331

藤村 正宏
なぜ彼女はこの店で買ってしまうのか 女に愛されて儲ける5つの法則
★★★★★

相変わらず藤村正宏さんの本は素晴らしい。

今回も目から鱗モノ。


「藤村流「感動」で売れ!「体験」で売れ! 」  ★★★★★

「2時間でわかる!「ニーズ」を聞くな!「体験」を売れ!」  ★★★★☆

「これ、知ってました?集客に、お金はかからないのです。」 ★★★★★

「モノ」を売るな!「体験」を売れ!」 ★★★★★
「「劇的(ドラマティック)」に「色」で売れ!」 ★★★★☆

「せまく」売れ!「高く」売れ!「価値」で売れ!」 ★★★★★


を読んだから、藤村正宏さんの本は今年で7冊目。

毎回引用だらけになってしまうが、今回も止むを得まい。


 最近、「ロジカルシンキング」が流行ってます。

 そういう本などを見るたびに、本当にそれがいいのかな、とおもってしまう。


 こういう時代だからこそ、「論理的に考えない」ほうがいいんですね。


 だってそうでしょ。


 売れているモノや、売れているサービスは、

 論理的に考えて生まれたわけではないのです。

 人がモノを買ったり消費したりするっていうことは

 論理的に行っているのではないからです。



「ロジカルシンキング(クリティカルシンキング)」は

かなりコン詰めて勉強した が、


新しいサービスを考える時は確かに邪魔なものかもしれない。

でも、大きな組織を動かすためには、ロジカルに考えられないと

説得することはできない。

「直感」をそのまま口にしただけでは何も変わらない。



でもやはり大事なのは「右脳」や「直感」だと思う。



 スタートは「直感」なのです。

 その後「論理的」に検証してみる。

 それが逆になると、今の時代は生きていけないのです。


なるほど。両方使えても「順番」が間違っちゃうとダメなんだな。



 「コトバの領収書」のすごい威力!

 


 お客様との関係を築く上で、


 「他の会社とは違うな」


 とお客様が思ってくれるのは、非常に重要なポイントですよね。

 特に初めて商談に出向いた先でそう思われるのは、

 想像以上に大事なことです。

 恋愛においてもビジネスにおいても、第一印象というのは

 結構忘れないものですから。


 <中略>

 


 初めて営業などでお客様を訪問した際、この第一印象の

 価値を絶対的に深くするツールをご紹介しましょう。

 先日出会ったモノなのですが、本当にこれはすごかった!

 


 「コトバの領収書」


 これは強力なツールだと思いましたね・

 これを見せてくれた人は、プレジデンツ・データ・バンク株式会社

 高橋社長 という方のですが、天才的な営業マンですよ、この人。


 <中略> 


 形状は普通の領収書と同じ、カーボン複写式の良くある形です。

 その領収書の左上には「コトバの領収書」と書いてあります。

 そしてそれにつづけてこんなことが記されています。


 「本日は右の通り有意義なお話を聞かせて頂きました。

  心の資産として大切に活用させて戴きます」


 その下には日付と時間と場所を書く欄があります。


 <中略>  


 はじめて商談に行った先で、相手の言った事で印象に残った

 コトバをこれに記し、その相手に差し上げるというものなのです。


 <中略>   


 その領収書の裏には「コトバの領収書をお受け取りになられた方へ」

 というコメントが印刷されています。

 これがかなり素晴らしい。全文引用します。


 本日は有益なお言葉をいただきまして誠にありがとうございます。
 言葉は言霊ともいわれるように、

 人生に大きな影響を与えるほどの力をもっております。
 この「コトバの領収書」は、そんな有り難い御言葉を、
 いただいたままにしないために活用しております。
 貴方様から頂戴いたしましたお言葉は「心の資産」として

 大切に活用させていただきます。


 かなり面白い発明でしょ。


これはすごい。

確かに「第一印象」「インパクト」はとても重要だと思っているし、

工夫をしているつもりだが、こんなツールを考え出した人がいるとは。

こんな人がいたら絶対に忘れられないだろう。


この高橋さん、本当にすごい人だな、と思ったのは

この続きのところ。


 毎日朝礼で、その日の「電話の枕ことば」を決めるのです。

 そしてその日は、必ずその枕ことばを言ってから会社名を言う、

 ということをやったそうです。


 たとえばこんなふうに


 ・今日も元気な、アクロスザユニバースでございます。

 ・世界に羽ばたく、アクロスザユニバースでございます。

 ・時空を超える作品を目指して、アクロスザユニバースでございます。

 ・夢を形に、アクロスザユニバースでございます。

 ・総合映像企画制作の、アクロスザユニバースでございます。

 ・自信があります、アクロスザユニバースでございます。


 などなど。面白いでしょ。


 毎日変わるということが、口コミされて話題になったそうです。

 そのうちマニアのように毎日チェックするお客様がいて

 「今日は4日前とちょっと似ているね」などという人が出てきたりして

 かなり面白い展開となった。


これはとても良い。こんな簡単な方法なのに

効果絶大なんだろうな。

当社のような「重厚長大」企業でやれたら、本当に面白いのに。




藤村 正宏
なぜ彼女はこの店で買って、しまうのか 女に愛されて儲ける5つの法則