こんにちは。

案外多い相談の中に

「夜でないと仕事がはかどらないんですが、朝型に変えたほうがいいんでしょうか?」

と言うものがあります。

数ヶ月に1度は聞かれるのですが、こういう質問をいただいた場合

「朝型にするかどうかはともかく、1日の終わりをいつにするかしっかり決めておいてください。」

とお答えすることにしています。

ほとんどの場合は生活リズムの相談をされる位なので、それに伴う体調不良で悩まれていることが多いです。

つまり体に悪いのはわかっているけど、仕事をするためにははかどる夜の時間を捨てがたい…

と言うふうに考えられている場合が多いです。

でもやっぱり私の立場からは夜型生活をお勧めしません。

それで定着してしまうと、自律神経のバランスを崩してしまうことが圧倒的に多くなります。

そうなるとよく自律神経のメカニズムを理解していないと、なかなか戻すのが難しいからです。

しばらくの時間ならともかく、これが習慣付くと基本的に良い事はあまりありません。

ただ今回の書きたいのはそういうことではないんですね。

「夜のほうが仕事がはかどる。」

と思っているのは突き詰めて考えてみると誤解であることが多いのです。

実は夜遅くまで仕事して徹夜するのと、かなり朝型にして朝早くから活動するのとではあまり時間的には大差ありません。

もちろん朝早くから活動できた方が体にとって良いのは言うまでもありません。

でも、圧倒的に夜型で活動されてる方の方が多いです。

これはなんでそうなるのか?

いろいろな方に話を伺っているうちに気づいたのですが、夜型になってしまう方のパターンとして「日中の取り返し」を夜中にやる。

と言う生活リズムになっている方が多いです。

つまり、なんとなく

「日中に思うように動けなかった…」

と言う思いが前提にあり

「今日をこのまま終わらせしまうわけにはいかない!」

と言う気持ちから夜遅くまで仕事をすると言うスタイルになっている場合が多いのです。

そしてなんとなく夜と言う時間がものすごく長く錯覚されていることもあり、いくらでも夜に巻き返しが出来るような気持ちになってしまう。

これが夜型志向になってしまうパターンのように思います。

今日という日の境界線が曖昧になっている以上、次の日もいつから始まると言う境界線があいまいになります。

そうなってくるとだんだんと時間をなんとなくで計算してしまうようになってくる。

だから日々の終わりの時間をしっかりと決めて動く必要が生じてきます。

「泣いても笑っても今日と言う日は24時で終わり!もう今からは強制的に風呂入って寝る!」

(ちなみに終わりの時間は自分で便宜調整してもらっていいと思います)

と言うふうに決めてしまえば、一日一生。

だんだんと隙間時間も大切に使うようになり、お尻の時間が近づいてくると焦るようにもなってきます。

ちょっと聞くとその人の健康に何の関係もないように聞こえますが、これで自律神経のバランスが結果的に整っていた人は結構いらっしゃいます。

健康の問題と思っていたらそもそも別のところで見直しが必要だったと言う事は結構あります。

参考にしてみて下さい!

今日もあなたにまんぷくが降り注ぎますように!