ALOHA!
場違いなキラキラ加工に
ハワイ大好き❤
英語イタリア語韓国語、
とにかく語学オタク🎶
夫と社会人、大学生の二人の息子達と
ワンちゃん達と猫ちゃんのママ♡
名古屋あたりに在住
マノメーゼアヤコです。
今回は読書の話題で
しかも長文なので
ご興味のない方は、どうか
スルーして下さいませ。
家事をしながら読書の時間を
毎日確保しています。
語学本も毎日何かしら
読むように心がけています。
夫に勧められて読み始めた
村上春樹氏の著作ですが…
なんとも表現がグロテスクな
読み進めるのが辛くなることも
しばしばあります。
でも「これは物語の世界だから」
そう思えば、なんとか最後まで
フルスピードで読んでいけます。
少し前にブログで書かせて頂き
その時は衝撃が強くて
コメント欄を閉じさせて頂いた
そんなこともありました。
その記事は良かったら
こちらからご覧下さいませ⏬
1995年3月20日に起こった
地下鉄サリン事件の被害者に
一人一人に真摯に向き合って
長編インタビュー記事にして
村上春樹氏が被害者の
「人間生活」を丹念に描いた
衝撃の一冊でした。
そして私はうかつにも
「アンダーグラウンド」の
まさに一対と呼べる一冊の
存在を知らなかったのです。
村上春樹著
「約束された場所で」
帯も付いていなかったので、
夫も知らずに買ってくれていました。
ページを開いてすぐに
「あ、これはアンダーグラウンドの
一対と呼べる一冊なんだ。」と
わかりました。
うーん…「アンダーグラウンド」の
衝撃がすごかったので正直
最初は気が進まなかったです。
繰り返しになりますが
「アンダーグラウンド」は
事件の被害者へのインタビューを
元にしたドキュメンタリーであり
おそらくは現在もなお
後遺症に苦しんでる被害者の方々の
心の叫びの記録です。
それに対して
「約束された場所で」は
事件の加害者側となった
オウム真理教の信者や元信者に
インタビューが元なのですが
全く共感できないのです…
村上春樹氏はおそらくは
両方の言い分を聞くのが
フェアだと考えられたのかと
私個人の意見では思っています。
場違いなキラキラ加工に
敢えてしてみました…
こちらの著作も読んで良かった…
というよりは「アンダーグラウンド」を
読むのなら「約束された場所で」も
必ずセットで読んだ方が
自分の中の気持ちにある程度
決着がつくと感じました。
信仰の自由はあります。
どんな神様を信じても良いです。
でも…どんなに考えても
「救済のためにサリンを撒く」
だなんて単純におかしいです。
私が単純に考え過ぎ
かもしれませんが…
物事には単純に善悪が
あっても良いとも思うんです。
信者や元信者のインタビューは
被害者へのインタビューとは
別の衝撃を私に与えました。
体調悪い時にはあまり
お勧めできない一冊です。
だって物語じゃないんです。
実際に起きてしまった事件だから
真に迫ってきます…
ネタバレしたくありませんので
内容は読んで頂くとして….
私個人としての一番の感想は
「自分自身で考えることを
やめたら絶対にダメなんだ」
に尽きます。
教祖と崇めた人が命令するまま
疑問に感じないなんて…
でも、それが宗教の怖いところ
なのでしょうか?
私も今まで、ただひたすらに
のん気に生きてきたように
ご覧になると思いますが
実際には苦しんで悩んで
ここまで辿り着きました。
ものすごくポジティブさとか
元気さとかを頑張って獲得する
そう強調される方々もあり
間違ってないんですが…
私は苦手かもしれません。
私自身はネガティヴで
悲観的な考え方をする方です。
それに「困った時の神頼み」も
してきました。
神社に初詣をして
結婚式はキリスト教会で
お葬式は仏教で…
揶揄されがちな今までの
私も含めて日本の信仰に対する
「やおろずの神」がベースの
ともすれば境界線の緩い
そのくらいがちょうどいいかも…
心配したり悩んだりは
きちんと自分で考えている証拠
この「約束された場所で」を
読んで、確信に変わりました。
重いテーマではありますが
「地下鉄サリン事件」を
風化させてはいけないと思い
楽しい記事にはできませんでしたが
私自身の心や思考の記憶として
書かせていただきました。
長文にもかかわらず
最後までお付き合い
有り難うございました!
MAHALO!

