こんにちは。


チェンマイは朝晩は冷え込んでおりますが日が照り始めますと快晴のポカポカ陽気です。


現在タイでは色々とありましたがロングステイされる方や年に一度はタイに来られる方などが増えております。

タイ発の航空券を利用する方が増えておりますが

「とにかく安ければ何でもよい、直行便でないと困る、深夜便がよい、○○経由が良い、この航空会社が好き!」

などなど旅のスタイル、こだわりがあると思います。

日本へは直行便・経由便など色んな航空会社が価格設定をし、飛んでおります。


1年オープンチケットというのは出発から1年間有効チケットであり、復路の変更が比較的容易に可能です。

料金が高い分優先順位も高いので、復路希望日に座席を確保することがしやすいということになります。

GWや年末年始でも少し早い目に決めれば空いている場合も多いのです。

そこでタイ発の1年オープンチケットにスポットを当てて各航空会社を解説したいと思います。
注)JAL ANA VN には1年オープンの設定がありません



※1月18日調べ、1月31日発までに出発した場合を仮定しております。
※全てバンコク発成田行き1年間有効(一部別条件あり)エコノミークラスの料金です。
※航空諸費税は1月18日のものであり、発券日によって航空為替レートにより上下変動します。
※航空券価格はCMランナーツアーでの販売価格になります。
※○○○○○ + ○○○○ = ○○○○○ (航空券価格 + 航空諸費税 = 合計)
※長所短所において記載しておりますがブログ管理者の主観によるものです。


【タイ国際航空(TG)】
31,200 + 7,620 = 38,820バーツ

※1年オープンチケット(Bクラス)直行便
発券後往路の日程前倒しでの変更不可、経路変更不可

長所
・成田便の場合、スターアライアンス系航空会社なので万が一TG便に大幅な遅れや欠便が出たとしても
全日空・ユナイテッド航空便への振り替えが比較的容易で大事になることが少ない。
・アドオン料金でタイ国内線を安価で付けられる。(アドオン利用の場合バンコクでの途中立ち寄り不可)
・前方の座席指定が可能。もしプレミアムエコノミーシート設定のある機材が使用される場合は
その席の事前座席指定が可能(サービスはエコノミー同様)

短所
・ちょっと高いか・・・


【日本航空(JL)】(1年オープンではありません)
34,800 + 11,600 = 46,400バーツ

6ヵ月オープンチケット(Bクラス)直行便
発券後往路変更不可

長所
・日本のキャリアなので殆どの個所、機内でも殆ど日本語が通用する。
・JALグローバルクラブがありJALカード(クレジットカード)に付帯するマイレージサービスの
上級会員組織に入会すれば優先搭乗優先空席待ちラウンジ利用様々なサービスがある。
・ファミリーサービスなど家族向けサービスの豊富さ

短所
・6ヵ月までしかオープンチケットの販売設定が無く、どうしても1年オープンの手配となると、
正規料金の支払いが必要になる。(約98,000バーツ)
・燃油サーチャージが高い。なので合計価格も高い


【全日本空輸(NH)】(1年オープンではありません)
34,800 + 11,600 = 46,400バーツ

※3ヵ月オープンチケット(Mクラス)直行便

長所
・日本のキャリアなので殆どの個所、機内でも殆ど日本語が通用する。
・成田便の場合、スターアライアンス系航空会社なので万が一ANA便に大幅な遅れや欠便が出たとしても
タイ国際航空・ユナイテッド航空便への振り替えが比較的容易で大事になることが少ない。
・ファミリーサービス的なサービスもある。
(JALより条件が少し厳しく手続きが複雑なイメージがある。)

短所
・3ヵ月までしかオープンチケットの販売設定が無く、JALよりも有効期間が短い。
どうしても1年オープンの手配となると、正規料金の支払いが必要になる。(約98,000バーツ)
・燃油サーチャージが高い。なので合計価格も高い


【キャセイパシフィック航空(CX)】
30,900 + 5,755 = 36,655バーツ

1年オープンチケット(Kクラス)
香港経由 往路香港滞在は+3000バーツ、復路無料 台北滞在は+3000バーツ
往路前倒しの予約変更は+2000バーツと諸費税差額が掛かる。
ノーショーチャージ2000バーツ

長所
・バンコク-香港間、香港-成田間の便数が比較的多い。
・燃油サーチャージが他社より安い目の設定なのでやや安め。
・日本線以外でも日本人CAが添乗していることが多い。
・機内食も上々、サービスは良いほうと思われる。

短所
・香港での乗り換え時間が短い便設定があり、飛行機の到着スポットにより香港の空港内を
端から端まで全力疾走しなければいけない場合がある。
・香港-成田線で一部の便に台北経由がある。気付かないで乗ると行き先が台北になっていて驚くことがある。
(その際はバンコク⇒香港、香港⇒台北、台北⇒成田と3回の機内食が出る)
・基本的に日中のフライトになり、深夜便は無いことはないが空港待ち時間が増える。


【チャイナエアライン(CI)】
21,800 + 6,660 = 28,460バーツ

1年オープンチケット(Tクラス)
台北経由 台北滞在は1回目無料、2回目は+2000バーツ

長所
・台北での乗り換えがスムーズ。長くなく短すぎない。
・トータルで3万バーツを切るというリーズナブルな航空券。

短所
・過去2度の日本での航空事故(名古屋空港と那覇空港)があり、イメージが悪い部分がある。
・3時間以内の短距離路線ではアルコールが出ない。


【中国東方航空(MU)】

25,000 + 8,220 = 33,220バーツ

1年オープンチケット(Kクラス)
上海経由 
上海滞在は無料

長所
・JALマイレージバンクでの加算が可能。
・その他スカイチームのマイル加算が可能。

短所
・上海での出入国手続きが必要。
(詳しくはMUのHPwww.chinaeastern-air.co.jp/air_changi.html をご参照ください)


【中国国際航空(CA)】
24,900 + 6,430 = 31,330バーツ

1年オープンチケット(Mクラス)
北京経由
予約変更は+2000バーツ 北京滞在は無料。

長所
・スターアライアンスメンバーに所属しているので、ANA、TG、UAなどでのマイル加算が可能。
・別にCX、CIともマイレージなどの提携している。

短所
・日程変更には必ず2000バーツが掛かるので例えば往復とも正月を使う場合は
330日後しか予約が出来ないので必ず+2000バーツのチャージが別途掛かる。
・北京での出入国手続きが必要。


【大韓航空(KE)】
28,500 + 6,750 = 35,250バーツ

1年オープンチケット(Yクラス)
ソウル経由
往路の変更は手数料が掛かる場合がある。仁川滞在は無料。

長所
・ご存知韓国のフラッグキャリアである。日本以外の路線でも日本語が出来るCAも数名添乗しており、
機内エンターテイメントでも日本語が対応している。
・仁川空港は免税店など各所日本語でのやり取りが比較的容易である。
・マイレージはスカイチーム。デルタ航空、ベトナム航空などでもマイル加算が可能。

短所
・経由便の中ではやや高め。


【アシアナ航空(KE)】
28,500 + 7,030 = 35,250バーツ

1年オープンチケット(Bクラス)
ソウル経由

長所
・仁川空港は免税店など各所日本語でのやり取りが比較的容易である。
・マイレージはスターアライアンス。ANA TG UAなどでのマイル加算が可能。

短所
・経由便の中ではやや高め


【シンガポール航空(SQ)】
31,500 + 12,940 = 44,400バーツ

1年オープンチケット(Yクラス)
シンガポール経由
往復ともシンガポール滞在無料

長所
・云わずと知れた世界的にも高いサービスの評価がある航空会社。
・シンガポール経由であるがシンガポール-成田間は便を合わせば
世界最大の旅客機A380に搭乗することも可能。
・機内食も含め設備も全て1ランク上の気がする。
・マイレージはスターアライアンス。ANA TG UAなどでのマイル加算が可能。

短所
・高い。(JAL ANAよりは安いし1年オープンだが)
・接続などの関係でちょっと時間が掛かる。


【フィリピン航空(PR)】
25,400 + 9,850 = 35,250バーツ

1年オープンチケット(Hクラス)
マニラ経由
マニラ滞在可能 ノーショーチャージ$50

長所
・フィリピンのフラッグキャリア。
・マニラへ観光される方、用事のある方には利用価値あり。

短所
・EU域内への乗り入れ禁止会社に指定されている。(EUが規定する整備や安全性の問題)
・国際連合には未加盟なのでPRのマイレージでないと殆どマイル加算は不可。(コードシェア便は別)
・値段も決して安くは無い。


【マレーシア航空(MH)】
26,200 + 11,930 = 38,130バーツ

1年オープンチケット(Bクラス)
クアラルンプール経由
クアラルンプールは1回は無料。 BKK-KUL間コードシェアTG便の利用可能。

長所
・マレーシアのフラッグキャリア。
・イスラム教国家ではあるが機内ではアルコールのサービスがある。(豚肉は提供が無い)
・高いサービスなどには定評がある。
・2012年よりワンワールド加盟予定。JAL AA CXなどでマイル加算が可能になる。
・BKK-KUL間はTGとの共同運航便の利用が可能なので変化に富んだフライト設定が可能。

短所
・燃油サーチャージが全体的に高い(JAL ANAよりは安いが)


【ベトナム航空(VN)】(1年オープンではありません)
14,900 + 9,410 = 24,310バーツ

6ヵ月オープンチケット(L/Tクラス)
ハノイ・ホーチミン経由
ハノイ・ホーチミン滞在は1回目は無料、2回目は+1500バーツ。
日程変更は700バーツ/1回

長所
・6ヵ月ではあるが比較的安価での利用が可能。
・ハノイ経由でもホーチミン経由でも可能。
・往路ハノイ、復路ホーチミンで両方とも観光を味わうのも良い。
・機内食の評価が良い。
・マイレージはスカイチーム。DLやKEなど。

短所
・6ヵ月までしか設定が無い。
・予約のオーバーブッキングやCAのサービスの以前の評判が良くなかった。
(現在は殆どそういう問題は聞かれませんしサービスも向上しています)


【デルタ航空(DL)】
38,400 + 7,480 = 45,580バーツ

1年オープンチケット(Mクラス)
直行便
予約変更などの条件は利用日、発券などにより条件が変わります。
その都度のご確認をお願いします。

長所
・直行便である。
・プロモーションが細かく出る。

短所
・価格帯、プロモーション、発券条件などが複雑で把握しにくい。
(弊社では予約時に発券とお支払いもお願いするかたちになる)
・予約システムの表示が信用出来ない部分がある。


【ユナイテッド航空(UA)】
12,300 + 7,480 = 19,780バーツ

1年FIXチケット(Tクラス)
直行便
予約変更は4000バーツ/1回

長所
・直行便である。
・成田便の場合、スターアライアンス系航空会社なので万が一UA便に大幅な遅れや欠便が出たとしても
全日空・タイ国際航空便への振り替えが比較的容易で大事になることが少ない。
・非常に安価

短所
・価格帯、プロモーション、発券条件などが複雑で把握しにくい。
・安くはあるが優先順位が非常に低い為、復路が繁忙期時は取れない場合が多い。
・事前に復路の日程を入れる必要がある為、330日以後(丁度1年後)の復路が予定していても入れられないので
その場合は4000バーツの変更手数料の支払が必要となってしまう。





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以上15社にて1年オープンチケットの価格を出しました。

長所短所は個人的な主観にて記載しておりますので意見の違いなどご了承頂きたく存じます。

記載内容に間違いがあるようでしたらご指摘頂ければと思います。


最安値はユナイテッド航空になりますが

次号より航空会社別にて詳細を報告したいと思います。