本命の新山響がカマシ逃げに出たときは「アチャー」と諦めの心持ちだった。
ところが望外の粘り腰かつ後続のもつれもあって、最終コーナーまでは「もしや」と期待させてもらった。
ハズレの要因としては新山響よりも浅井康の問題が大きかった。
ここがしっかり番手の仕事をしていれば的中の可能性も高まっただろうが、レースでは追走一杯の様子だった。
新山響が良すぎたのか、浅井康が低調だったのか、そこは今後のレースぶりから判断するしかない。
完全に後付けの言い訳になってしまうが、当初はぼんやりと「眞杉匠と新山響は2、3着に絡んできそうだな」と思っていて、その予感に沿って突き詰めていれば的中していたかもしれない。
まあでもレース自体は楽しめたので、ハズレたとはいえ今回はさほど悔いがない。
次のグレードレースは3月27日からの前橋の施設整備なんちゃら、記念じゃないGⅢ。
ざっとメンバーを見渡したところでは、近走の好調ぶりからして和田真や荒井崇あたりが人気の中心になるのかな。
東口善や小倉竜のベテラン追い込み勢が前場所で好走していて、小回りバンクで熟練のテクを披露できれば筋違いの穴目を出してくれるかも。
逆に厳しそうなのは失格2つ持っている鈴木玄。特に小回りバンクとなると持ち前の自在性を発揮できず凡走に終わることも十分に考えられる。
下位のお薦め選手としては、山本直あたりはレースぶりが安定しているものの、大穴を開けるほどのインパクトは感じられない。
関貴が時折鋭い差し脚を見せてはいるが、あくまでも展開次第で毎度狙えるようにも思わない。
地元の小林大はこのところ成績が安定していて、番組次第では勝ち上がりにも期待できそうだ。
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