水曜日のダウンタウンのインタレスティングたけし。

 世間の風潮に対する番組側の悪意とでもいうか、批判してきた吃音協会?に対する、ものすごく何重にもオブラートに包んだ嫌味を突き付けるような企画に感じられ、そこそこ期待してたんだけどイマイチだったなあ。

 

 企画そのものはきっと良かったハズなのに、肝心のインタレスティングたけし本人のお笑い芸人としての力量や「フラ」が明らかに不足していた。

 視聴後の感想は「やっぱりチャンス大城はそれなりにテレビに出るだけの力があるんだなあ」ってのと、「インたけって勝又健司に似てるよなあ」というぐらい。

 なんか物足りないというかもったいないなあ、と。

 

 

 気分直しに何かおもろい動画でもないかなと、ユーチューブを開くと、サムネにどくさいスイッチ企画のネタ動画が上がっていた。

 Rー1グランプリの決勝に進出することになった初のアマチュアということで、どんな芸をするのか気にはなっていたのだが、想像していたよりもずっとよかった。

 

 奇抜すぎず、ネタの構成も凝りすぎず、かといって決して平凡なわけでもない。

 優勝云々となるとそこまで飛び抜けたものは感じないが、とはいえバランスに優れたいい芸だと思う。

 他が不出来なら優勝があって不思議ない。

 少なくとも私としては、昨年の田津原理音よりもおもしろく感じられた。

 今回決勝が4分になったことで、あまり奇抜な設定だと途中で飽きがきそうだし、そう考えると結構いい線まで行きそうな気がする。

 

 いくつもネタ動画を上げているようだったので数本をたて続けに見たところ、アップされた日付が新しいもののほうがデキがよく、ということはここにきて腕を上げているということなんだろう。

 

 見たなかでは↓これとか結構よかった。

【ピン】どくさいスイッチ企画「ツチノコ発見者の一生」【全アマ2023】 - YouTube

 

 たとえば同じ一人コントということで、やはり今回R-1決勝進出の吉住と比べてどうかといえば、そこは好み次第。

「絶対にどくさいスイッチ企画のほうがいい」と断言できるほど秀でているとまでは思わないが、4分ネタでも十分鑑賞に耐えうるように思うし、今回決勝メンバーのなかでも真ん中よりは上にくるんじゃないかな。

 

 世にはまだまだ埋もれた逸材がいるんだなあ。