「叩かれる理由」と題したけれど、実際のところあまりこのニュースには着目していないので、評判がどうなのかは「台湾で福原愛への批判が起きている」というぐらいしかわからない。
日本では先に橋本崇載の件があったりもしたから、それとは逆の立場にある福原愛を擁護する声のほうが大きかったりもするのだろうか。
ネットのトップニュースをさっくり見た感じだとハッシーも愛ちゃんも「下げ」という、まったく矛盾した真逆の論調がまかり通っているようにも見える。
そのあたりどうなんでしょう。
単独親権派からの福原愛擁護の声はあまり目立っている感じがしないのだけれど……。
単独親権というのは日本独特のものなのかな?
これが大きな揉め事になりがちなのは、もともとの法律制定の主旨と、実際の運用が異なってしまっているからなのだろう。
戸籍を重視する日本において、もともと単独親権というのは「家を継ぐ者」として子どもを父方に留めるための法律だったのではないか。
ところが「子どもは母親が面倒を見るべき」との考えから、子どもを父方から奪うことが常態化していった。
昔ながらの大家族であれば父方の祖父母が子どもの面倒を見ることもできたが、そういう家族形態が少なくなり、しかしながら「家を継ぐ」との考え方も根強く残っているために、そこで齟齬が起きてしまうのだろう。
私としては正直なところ、子どもは父方と母方のどちらにつくべきなのか、あるいは海外のスタンダードに合わせて共同親権を根付かせるべきなのか、どれが正解なのかはよくわからない。
たとえば二階堂瑠美、亜樹の姉妹などは、姉の瑠美は子どもを引き取り、妹の亜樹は親権を手放すという真逆の選択をしていながら、少なくとも表面的にはどちらも楽しそうにしているしなあ。
結局どちらの選択をしたとしても、当該する人たちの心持ち次第で幸せにも不幸にもなり得るということなのか。
ただしちょっと気持ち悪いなと思うのは、今の日本において単独親権を支持しているのが、基本なんでも古いしきたりを「悪」とみなしがちな左派の弁護士や政治家たちだったりすること。
「跡継ぎ」の子を奪い去ることで、日本の伝統的な家族というものを崩そうという意図があってのことなのだろう。
母親側をたぶらかして離婚を促進しようとの意図も見え隠れする。
早計に離婚して子どもも連れ出しながら、その子が再婚の足かせとなったり生活苦の種になったりして、それによる虐待や子殺しが起きたとしても、左翼の連中はそのことについて一切責任を取ろうとしないし自己批判もしない。
さらに「女性の自立」を謳いながら、同時に「子どもの面倒は母親がみるべき」なんていう昔ながらのジェンダー思想も都合よく持ち出してきて、そういう点でも信用がならない。
とは言いながら、「子育て」に生きがいを覚える女性が多くいるというのも実感としてわかるし、やっぱり私には答えを出せない。
まあ結局のところ「離婚しない」っていうのが、両親のためにも家系のためにも、そして子どもたちのためにも一番であることには違いないのだがね。
父も母も、親というものは子どものために苦労をするべき存在なのだ。