このところ局所的に盛り上がっている暇空茜氏と堀口英利氏のSNS上でのバトル。
暇空氏も堀口氏も、いずれもがとんでもない異端者(ベクトルは異なる)であるためにおもしろいことこの上ない。
もともと「WBPC打倒」を掲げていた暇空氏が、なぜ、異能の者だとはいえ一介の学生(?)に過ぎない堀口氏を構っているのかといえば、ここにも戦略が潜んでいるようにうかがえる。
WBPC&東京都という大物とまっとうに裁判で戦うとなると、とにかく時間がかかる。
いくつもの裁判を並行して行っているとはいえ、一つの結果が出るまでには相当の間が空く。
その時に、私のような「観覧者」はどうしても飽きがくる。
だが、そうして一般人の興味が離れてしまうことは、暇空氏にとって大ピンチ。
相手はメディアや行政まで含めて方々に根を張る巨大勢力であるため、注目が薄れたところを狙って、多少強引な手段を使ってでも暇空氏を潰しにかかる恐れがある。
それを避けるため、暇空氏としてはWBPC&東京都との裁判の間を埋めるなにかしらの話題を提供し続けて、一般観衆の耳目を集め続けなければならない。
そのための敵役というか道化役としてピックアップしたのが堀口氏だったのではないか。
堀口氏という異人との日々のバトルで観衆を味方につけ、衆人環視の状況を一種の防御壁としながらその裏側でWBPC&東京都との対戦を進めていく。
そうしてみるとやはり、暇空氏というのはとんでもない傑物であり、こういう人が今の時期にいわゆる公金チューチュー問題を取り上げたことは、天佑神助のようにすら思える。