正直なところ、共同親権の問題についてはこれまで深く考えたこともなく、ハッシーについても特段ファンというわけでもなかったのだが、以下の物言いはどうにも承服しかねる。

 怒りでアタマが沸騰しそうだ。

 

 

弁護士 太田啓子 「これからの男の子たちへ」(大月書店)さんはTwitterを使っています: 「マスコミの方は、橋本元棋士の件について、嘉田由紀子議員、三谷英弘議員、鈴木貴子議員などにコメントとりにいってほしいです。 でも、これで共同親権の危なさとか、DV事案は除外すればいい論の非現実さをやっと理解して下さるかどうか…」 / Twitter

 

🌺大椿ゆうこ 社民党副党首 参議院議員/労働者の使い捨ては許さない!🌺さんはTwitterを使っています: 「逮捕された元棋士・橋本崇載氏は共同親権運動の中心的な人物。被害を受けた方々が軽傷だったのが救い。推進している国会議員らは、改めて共同親権の危うさを考えて欲しい。 将棋元プロ棋士を逮捕 元妻らへの殺人未遂疑い | 共同通信 https://t.co/Ta4zCtZXsv」 / Twitter

 

 

 要は「共同親権を主張するヤカラは、みんな橋本崇載のような殺人予備軍だから、やっぱり共同親権なんて認めてはいけない」と言っているわけだ。

 

 まったく考えもしなかった角度からのこれら発言には、眩暈のする思いである。

 

 人それぞれに異なる事情や想いがあることなんて、コイツらはまったく考えようとしない。

 そんな人間が弁護士でござい、政治家でございと言っているなんておぞましいにも程がある。

 

 ハッシーについては棋士を辞めたタイミングで上げられたYouTube動画をいくつか見ただけなので、一方的に肩入れするつもりはないけれど、元A級棋士という一生もののステータスを捨て去るほどに心的ダメージがあったことだけはわかる。

 

 仮にハッシー側に多大な非があったのだとしても、それでも心に大きな傷を負った人間に対して、なんで太田やら大椿やらは、こんなに冷たい物言いができるのか。

 そこが私には理解できない。

 

 共同親権に問題があるというのなら、そこをきちんと議論すればいいだけのことなのに、説得も交渉もすっ飛ばして「共同親権を主張する者は潜在的殺人鬼」なんて言ってしまう。

 そんなヤツらが「共同親権反対派」だというなら、その一点を以て、今日から私は「共同親権賛成派」となる。

 

 「なぜ共同親権に賛成なのですか?」

 「反対派がクソ過ぎるから」

 これで十分だ。