競輪のほうは、思っていた以上に眞杉が強過ぎた。
松浦も渡邉もマジで勝ちに行っていたように見えたが、それで逃げ切っちゃうんだからなあ。
予想で「他の選手が眞杉を見くびれば逃げ切りも」みたいなことを書いていた自分自身が一番眞杉を軽くみていたのは大反省。
勝利コメントで言っていたがギアの変更がバッチリはまったということか。
ギアの変更については前日までのコメントでも言っていたのだがそこを重視していなかった。
実際、今回の名古屋ではこれまでとは一段階上の走りをしていたわけだから、そこを素直に受け止めるべきだった。
話変わってR-1グランプリ。
ずいぶんと見易い番組構成になっていたが、やっぱ出てくる芸人がM-1やKOCと比べるといくらか弱めだよなあ。
中ではお見送り芸人しんいちが一番おもしろく感じられたので優勝は良かったと思います。
ネタのおおもとは何度も見たものだったけど、1本目の最後、視聴者をディスった返す刀で「お客さん好き」とやったのはサイコーだった。
2本目はウチのテレビのせいなのか、歌い方のせいなのか、中盤以降ちょっと音が割れて聞き取り辛かったのはやや残念だったが、最終決戦を争ったZAZYはもともとあまり好みではないので……。
電子紙芝居だっけ? ああいう感じになっちゃうと野田クリスタルのR-1優勝ネタの簡易版みたいにも感じてしまうし。
しかし小藪とかなんであんなにZAZY1本目の点数高かったんだろう。私の感覚がズレているのか、芸人ならではの感覚なのか、吉本贔屓だったのか。よくわかりません。
その他だと、寺田寛明のネタの最初の方は個人的におもしろかったのだけど、後半いくらか弱くなっていたのと全体的に地味だったので敗退はやむなしか。
金の国おにぎり、発想は良かったけどトンビにさらわれるというのなら舞台上で突っ立ったままっていうのはどうだったのか。何かしらマイム的なものがあったほうがより面白くなったように思う。
あとW-1のAマッソや以前のR-1のワタリ119なんかもそうだったんだけどワタナベの芸人は賞レースでスタッフ臭がキツイことがあって、今回のおにぎりにもそれがちょっと感じられて萎えたところはある。
Kento fukayaは道具立ては良かったけど肝心のネタはいまいちピンとこなかった。
yes!アキトの一発ギャグ羅列は審査員のザコシも言ったようにコンテスト向きでない感が強かった。「ロング魚焼きグリル」はオモロかったけど、ギャグの一個一個に見る側の好みもあるし、好みでないギャグは規定の時間を埋めるために入れたようにも感じられてしまって、どうしても「後半に向けてどんどん盛り上がる」って構成にはなりづらいものなあ。
しかしだからといってギャグ抑えめでストーリー性を取り入れたサツマガワRPGもそれはそれで物足りなくて、ギャグ芸人の賞レース対応の難しさが感じられた。
吉住は良くも悪くもいつも通りの吉住で、そうなると既にW-1以降は露出も増えているだけに、ここでも勝ち切るまでのインパクトは感じられないんだよなあ。