昨日放送のENGEIグランドスラム、バタバタしていて4時間の放送のうち半分も見られなかったのだが、なんかなあ…。

 この番組、もっと全体的にゴージャスな仕様だったような記憶があったのだが、セットからして全然しょっぱくてさあ。

 いちいちゲストタレントが講評するのも鬱陶しかったし。

 ワクワクするところがまったくなかった。

 

 麒麟・川島が仕切ってたところとか、たぶんどっかでちょこっと話題になっていたからってことで島田珠代を使いたかったというのが第一義にあったんだろうけど現実はショボショボだったし。

 あれで笑えっていうのは全国区ではキツイよ。

 

 だがそれよりもひどかったのが番組終盤の太田光からバカリズムのネタのところで、いやあ心底つまらなかったなあ。

 太田のなんてスベリ芸にすらなっていない。

 ただただ苦痛な時間で、ちょこっと太田が普段の漫才のネタみたいなことを挟んでくるのが余計に見苦しい。

 あれでウケるつもりだったんだろうか。

 

 結局この人、コメディアンとしての資質が皆無なんだろう。

 ふだんの漫才だって決して褒められたものではないし、むしろそれよりはしっかりとした台本があってそこから発展させていく講談とか落語のようなもののほうが合ってるんじゃないかな。

 0→1が作れないからただただ乱暴にふるまうだけになってしまうけど、1のあるところからなら破壊も一つの芸となるだろうし。

 今からでも遅くないから神田伯山に弟子入りするとかどうだろう。

 そうすることで日本の演芸界において何か大きなものが生まれるかもしれないというプラスの意味からも、是非お勧めしたいですね。

 

 あとバカリズムよ。

 なんか昔のハライチのネタから澤部の例えツッコミを取り去って、岩井の言葉ボケだけを並べたようなネタでさあ。

 薄っぺらいしそもそもおもしろくもなんともない。

 いろいろと忙しいなら無理になんかしようとせず、過去ネタやってたほうが良かったんじゃないのかな。

 

 そんなこんなで番組そのものよりも番組間CMのハイテンションな綾瀬はるかのほうがよほど見応えがあったというのが正直なところ。 

 

 視た範囲の中だと、アタマからは見られなかったのだけどさらば森田とラランド・さーやのコラボコントがちょっとおもしろそうに感じたぐらいかなあ。

 森田はサーヤに限らず女性との相性がいいし、サーヤも無理にノンセクシャルを気取らず女性を出したほうがいいような気がする。

 あとは久々にみた松岡茉優が太ましくおなりになられていて、それがまあなにかムフフっていうのが感想ですかねえ(我ながらキモイなあ)。

 

PS. ユーチューブで全編上げられていたので気になるところだけつまみ食いして見たところだと、ハライチの漫才が、先にバカリズムを評したときのスタイルとはまた違ったフォーマットで、なかなかおもろかったですね。