これまで50年以上生きてきて、付き合い以外で酒を飲んだのは記憶にある限りだと3回。
 大学時代に「酒の訓練するか」と思い立って缶ビールを飲んだのが1回。
 あとはパチンコしていて帰りが遅れたのを嫁に「友達と呑んでた」と言い訳するためコンビニで買ったチューハイをあおったことが2回。

 味に関してはむしろ旨いと思っているのだが、元来酔いに弱い体質だし、酔って眠くなったり怠くなるのもなにか時間がもったいないような気がしてねぇ…。


 だから吉澤ひとみの事故の件も実感として分からない。
 事故映像を見るまでは「吉本やジャニーズのタレントなら“接触事故”ぐらいの報道だったのに、ひき逃げ扱いはかわいそうだな」なんて擁護の気分だった。
 あの映像を見た後では「そんなこと人前で言わなくて良かったなあ」なんて思っているわけだけれども。

 かねてから私としてはタバコなんかよりもよほど酒のほうが直接的な害は大きいと思っていて、タバコを優遇してくれとはいわないがせめてタバコと同様に高級嗜好品の方向へ進めればいいとの考えでいるんだが、今回のような件があってもなお多勢に無勢で通用しないんだろうなあ。

 歴史を見ても「禁酒」を課した時代や国家はあっても禁煙でそれはないわけなんだが……。


 まあだからといって呑む人間を批判したいとも思わないんだが、なんか薄っすらと理不尽だなあってね。