もう1週間も経ったのか。
総選挙特番を見ながら家族で食事をしていたときに、高2と中2の娘がそれぞれ「投票するなら自民党かなあ」という。理由は「とりあえず間違いなさそうだし」とのこと。
若者の自民支持傾向というのは知らぬうちに我が家にも及んでいたようだ。
若いうちに少しは左っぽい思想も齧っておいたほうがいいと思うのは、もはや私のアタマが古くなっているからなのかもしれない。
旧来の共産主義思想などは既に失敗したものだと結果が出ているわけで、知識としてはあってもいいが、そんなものに本気で入れ込むなどは愚か者の選択だ。
今回総選挙の結果について、よく「与党への消極的支持」なんて言われていて、我が娘たちをみても確かにそうした傾向はあるのだけれど、でもそれって悪いことなのか。
若い人たちが、政治に関心を抱く必要もなく勉学や遊びに打ち込めるのはむしろ素晴らしい状況と言えるのではないか。
それを「悪いこと」というのは前提として「現政権が悪政をしながら世間をたばかっている」との考えがあってのことなのだが、でもそういうのって変な知識や思い込みの無い若者のほうが直観的に分かっているような気もするし。
善政の結果が政治的無関心を招いていると考えるほうがむしろ自然だとは思うがね。